最終更新日:2024年03月07日

2024年最新!お供えの胡蝶蘭を贈る際のタブーやマナー、贈る時期まとめ

胡蝶蘭は、お供えやお祝いの贈り物として、宗旨宗派を問わず愛されている花です。
なかでもお供えの胡蝶蘭は、近年大手葬儀社でも採用されるなど、最近になり広く親しまれてきております。
白く可憐で豪華なお花で長持ちの胡蝶蘭は、お供えの花に最適と言っていいでしょう。
しかしながら、その贈り方やタイミングにはいくつかのマナーやタブーが存在します。
この記事では、胡蝶蘭を贈る際のマナー、タブー、贈る時期などを解説します。正しい知識を身に付けて、相手に喜んでもらえる贈り物を心がけましょう。




1.お供えの胡蝶蘭とは?

胡蝶蘭は、華やかな花姿が美しく、観賞用や贈り物としても人気があります。
御供の場合には故人を偲ぶために贈られます。
特徴としては、花が蝶が舞うような形をしていて美しく、長い間咲き続けることが挙げられます。
また、花が咲いている期間中に水やりが不要なことも魅力の一つです。

・お供えに送る胡蝶蘭の種類

胡蝶蘭は、大きく分けて大輪系と小輪のミディ系という2つの種類があります。
どちらの種類でも、美しく優雅な花を咲かせることから、お供えのお花として人気があります。


大輪系とミディ系の比較

ミディ系と大輪系の胡蝶蘭の比較
大輪系の胡蝶蘭は、大きな花弁が特徴で、開花時には直径10cm以上にもなるものがあります。
一方、小輪のミディ系の胡蝶蘭は、花弁が小さく、直径5cm前後のものが多いです。
御供の胡蝶蘭は、一般的に白色の大輪系のものが使用されます。
大輪系の胡蝶蘭は、花弁が大きく、存在感があります。
また、少し輝いているように見える独特の白色も、御供にふさわしいです。

ミディ系は輪の大きさが小さく、お供え花としてはあまり使われませんが、大輪より少し価格が安いのが特徴です。
お供えに送る場合に大輪系と小輪のミディ系のどちらを選ぶかは、お好みやご予算によります。
人気では大輪系のお花がよく贈られておりますが、どちらの品種を選んでも問題ないでしょう。

・胡蝶蘭の良いところと悪いところ


【良いところ】

何と言ってもお花の美しさや存在感が一番に挙げられます。
長い間咲き続けますので、故人を偲ぶ期間にもしばらくの間、美しい花を飾ることができます。

【悪いところ】

胡蝶蘭は、他のお花と比べると高価です。そのため、ご予算の負担が大きくなる場合があるかもしれません。
また、大きさがあるため持ち運びがしにくく、小さなスペースではかえって邪魔になるかも知れません。

・胡蝶蘭をネットで注文する際の注意点

胡蝶蘭をネットで注文する際には、まずその会社がお花に関する知識があるかどうかを確認しましょう。
胡蝶蘭のネット販売は近年お花を扱っていない会社などが参入しておりますが、そういった会社は受けた注文を大手の胡蝶蘭メーカーに流しているだけですので、お花に関する知識やトラブル対応も難しくなります。

当社はお花の専門店として2004年よりネット通販で胡蝶蘭を扱っており、日本最大の産地である愛知県より高品質な胡蝶蘭をお送りしておりますので、安心してご利用できます。

その他の重要な注意点といたしましては、葬儀以外の場合では、必ず日時に余裕をもってお届けするようにしましょう。
胡蝶蘭は2~3日のことでは花の萎れなど鮮度の問題は起こりませんので、直前のお届けは荷物事故や天候や渋滞による延着のリスクが高くなります。
届いてほしい日の2日前までの日時指定で手配するよう、よろしくお願いいたします。

・胡蝶蘭を贈る宗派

胡蝶蘭は、仏教やキリスト教など、様々な宗派で贈られます。
そのため、宗派などを問わずお贈りすることが出来るお花となっております。

仏教においては、清らかな心を表現するために贈られることが多いです。
また、葬儀や法要などの場面でも使用されます。

キリスト教においては、胡蝶蘭は美しさや高貴さを表現するために贈られます。
クリスマスや復活祭など、キリスト教の祝日にも用いられることがあります。
神道や神秘主義などの宗派では、胡蝶蘭は「清浄なる魂」「新たなる始まり」「希望の象徴」などとして贈られます。

このように胡蝶蘭は、宗派を問わず美しさや清らかさ、魂などをを表現するために贈ることができます。

2.お供え花を贈る時のマナー、タブー

お供えの胡蝶蘭をお贈りする際に気になるのが、マナーやタブーといったことではないでしょうか?
結論から申しますと、お供えの胡蝶蘭をお贈りする際に気を付けるべきマナーはたった2点。


・「白色の胡蝶蘭を贈る」



・「葬儀以外では、日時に余裕を持って手配する」




たったこれだけでございます。
日時に余裕を持つというのは、胡蝶蘭は長持ちする花ですので、直前にお届けしても2~3日前にお届けしても花保ち自体は変わりません。
法要の当日のお届けは、胡蝶蘭の荷解きをして飾るまでに手間がかかり、故人のご家族や関係者のかたの当日のお仕事を増やしてしまいます。
また、予期せぬ渋滞や荷物事故などがあった場合にも、前もっての配送であれば充分対応可能ですので、届いてほしい日の2日前までの日時指定で手配するようにするのがマナーです。

★当社の発送サービスレベルを記しておきますので、どうぞご参考になさってください。

宅配サービスレベル

3.御供の胡蝶蘭を贈るタイミング

お供えの胡蝶蘭を贈る際、贈るタイミングはとても重要です。
一般的に、贈るタイミングは当日に贈ることが多いようですが、実は前々日もしくは前日に贈ることが適切です。
理由としては、当日に贈ってしまうと、胡蝶蘭を飾るのに手間がかかることが挙げられます。
胡蝶蘭は、美しく咲き誇る花ですが、それだけに大きく、荷解きや飾り付けも手間がかかります。
そのため、当日に贈ってしまうと、受け取る側がスペースを確保したり荷解きをする時間を取られてしまいがちになります。

また、天候や渋滞、荷物事故などの不慮のトラブルにも対応できるという理由もあります。
当日に贈ると、天候が悪くて配送が遅れたり、渋滞に巻き込まれたり、荷物事故が起きたりすることも考えられます。
その場合、贈るタイミングを前々日もしくは前日にしておけば、余裕をもって対応できます。
以下の記事では、贈る場所ごとに細かく解説していきます。

・故人宅、ご遺族様宅にお届けする場合

故人やご遺族様のお宅にお届けする場合には、先様が長期ご不在にしていないか確認することが重要です。
特にご注意いただきたいのが、故人の死去をきっかけに転居してしまう場合です。
この場合、せっかく送ってもお届けすることが出来ません。
こういった事が無いように、ご遺族様に確認をとっておくことが重要です。
お届けの日時などは、在宅時であればいつでも問題ございません。

・葬儀会場にお届けする場合

葬儀会場や通夜にお届けする場合には、まず胡蝶蘭のお届けが日時に間に合うかどうかを事前に必ず確認してください。
葬儀や通夜は専用のホールで行われることが大半ですので、もし日にちが遅れてしまった場合には、受取人様がもういないという事態になってしまいます。
そういった事を避けるためにも、まずは通夜の日時の確認です。
通夜は通常夕方から開催されますので、夕方の時間帯より1つ前、具体的には午前中もしくは14時~16時のお届け指定をします。
葬儀の場合には午前中早くから始まることがあり、宅急便のお届けでは間に合わないケースがございます。
この場合には葬儀前日にお届けの手配をするか、もしくはご遺族様と連絡を取り、お届けの時間や場所を調整するようにしてください。

・法事や法要にお届けする場合

1周忌や49日の法要にお届けする場合には、お届け先のお家もしくはお寺や会場のどちらにお届けをするか決めます。
お寺や会場にお届けの場合には、こちらも前日までの手配が原則です。
会場が前日お休みのケースもございますので、しっかりと確認するようにしましょう。
お寺や会場にお届けすると、法要の場所に胡蝶蘭を置くことが出来ますが、持ち帰りが大変になるというデメリットもございます。
胡蝶蘭はかなり大きく、普通乗用車の座席1人分くらいは楽にスペースをとってしまうので、注意が必要です。

ご自宅で法要をする場合には、前々日か遅くとも前日までに届くよう手配をします。
こちらもご遺族様に事前に胡蝶蘭を送ることを伝えておけば、置くスペースの確保なども問題ないでしょう。

・お別れの会のホテルや会場にお届けする場合

お別れの会を会館やホテルなどで開催される場合には、前日に届くように手配するようにします。
その場合にはお届け先記入欄に必ず「〇月〇日開催 □□□様お別れの会」と記入するようにします。

ホテルや会館には日々たくさんの荷物が届くため、こういった事を書いておかないと何に使用するか分からず放置されてしまう可能性もございます。
必ず開催日とお別れの会の名称を入れていただき、事前に会場に電話連絡を入れておけば完璧です。

4.胡蝶蘭に付けるメッセージや立て札

お供えの花にはメッセージカードや立て札をつける場合がございます。
全体の50%くらいがお供え花にメッセージカードや立て札をご希望されます。
当社の場合、カートページの「メッセージ、立て札記入欄」よりご記入いただければ、無料にてお付けすることが出来ます。
立て札とメッセージカードの違いや、どういった場合に立て札なのか、メッセージカード例文をご紹介します。

・立て札とは

お花につける名前入りの札の事です。開店や葬儀などで一度は目にしたことがあるかと存じます。
立て札の基本的なルールとして、贈り主以外のお名前は記入しません。
特にお供えの花ではその傾向が強くなりますので、立て札ご希望のお客様は贈り主様のお名前のみ「メッセージ、立て札」欄にご記入ください。

・立て札とメッセージカードの違い

立て札は、その名の通りお花に立てる札になります。
どなたから届いたのかが一目でわかりますので、生前の故人との関係性に思いを馳せたり、また香典返しなどの際にも役に立ちます。
なかには個人的なメッセージを記入したい方や、お名前を立てるのを希望されない方もいらっしゃいます。
そういった時にはメッセージカードがおすすめです。
当社ではメッセージカードの場合には、手紙の封筒もしくは2つ折りにしてお花にお付けいたしますので、中身を開かないと見えないようにしてあります。

立て札とメッセージカードは、記入欄にお名前(肩書も含む)のみ記入してあれば立て札に、メッセージが記入してあればメッセージカードにいたします。
全体の半分はメッセージカードも立て札もご希望されませんので、それでも問題ございません。
ただ、葬儀会場やお別れの会にお送りする場合には立て札が望ましいです。

★立て札の例を画像にて紹介いたします。

・メッセージカード例文集

・ご命日にあたりあらためて心よりご冥福をお祈り致します。
心ばかりのお花ですがお供えくださいませ。

・心ばかりのお花をおくらせて頂きました。
改めて故人様のご冥福と、ご家族皆様のご健康をお祈り申し上げます。

・ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈りいたします。
どうか無理せずご自愛くださいね。 心ばかりのお花ですがご仏前にお供えください。

・またお会しましょうとお約束していましたのに…とても信じられません。
寂しいです。どうぞ安らかにおやすみ下さいね。

・謹んでお悔やみ申し上げますと共に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
心ばかりのお花を送らせていただきます。御霊前(49日以降はご仏前)にお供えください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この文章が、哀悼の気持ちをご遺族様にお伝え出来るお手伝いが出来ましたら幸いでございます。

胡蝶蘭は、日本のお供え文化において広く使われている花です。
しかしながら、お供えの場合は、お届けする日時に気を配る必要があります。
葬儀や法事などの日程を確認して、当日に届けるようなことは避けるようにしましょう。

また、ネット注文をする場合には、きちんとお花を扱える業者かを確認することが大切です。
お供えのお花の常識は時代と共に少しずつ変わっていきます。 このブログもこまめに更新し、また新しい情報が入り次第書き足ししてまいりますので、どうぞご参考になさってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。