最終更新日:2024年03月07日

【2024年最新】1周忌のお供え花を贈る際のタブー、マナーやお届けするタイミングなど、気になる点を一挙紹介

1周忌のお供え花は、故人を偲んで供養するために贈られるものです。
故人のご冥福を祈るとともに、その人の生前に思いを馳せ、感謝の気持ちを伝えるために、お供え花は重要な役割を果たします。
お供え花には、いくつかの種類があります。
色は白や淡いお花が多く選ばれ、一般的には、マム、カーネーション、ユリなどがよく用いられます。
しかし最近ではバラを使用したり、染め花など個性的でおしゃれなものも好まれています。
ここでは、1周忌のお花を贈るタイミングやマナー、タブー、どんな時期に贈るのが適切かを分かりやすく詳しく解説していきます。


目次


1.一周忌の基礎知識
 →・1周忌とは
 →・1周忌に贈るお花の種類
 →・1周忌に贈るお花の相場
2.一周忌のお花を贈るタイミングや注意すること
 →・お花を贈る際のタブーとマナー
 →・お花はどのタイミングで贈るべきか
 →・ネットでお花を注文する際の注意点
3.メッセージカードや立て札について
 →・立て札とは
 →・立て札とメッセージカードの違い
 →・1周忌メッセージカード例文集
まとめ

1.一周忌の基礎知識

1周忌とはどういうものなのか、お花の種類やよく選ばれる価格帯、相場について詳しく解説していきます。
いろいろな価格帯のものや種類がございますので、ご予算や目的に合ったものをお選びください。

・1周忌とは

一周忌は、故人が亡くなってから1年目の命日を迎えた日のことを指します。
この前後の日に、ご遺族や親族、友人などが故人を偲び、お悔やみの気持ちを表すために法要や食事会などを行います。
法要の場所はお寺やご遺族宅のほか、大きい場合にはホールやホテルなども利用されることがあります。
法要には、仏教の場合にはお坊さんが招かれ、読経やお経を唱えたり、供物を捧げたりします。
また、参列者は、故人の遺影や位牌に手を合わせ、終了後は食事会などが催され、故人について語り合い思い出を懐かしみます。
これらの儀式を通じて、故人の冥福を祈り、ご親族や仲の良いご友人や関係者との絆を再確認する、とても大切な行事です。

・1周忌に贈るお花の種類

1周忌に贈るお花の種類は、大きく分けて「フラワーアレンジメント」と「胡蝶蘭」の2つが挙げられます。

フラワーアレンジメント

お供えフラワーアレンジメントのイメージ
染め花お供えフラワーアレンジメントのイメージ
まず、「フラワーアレンジメント」について説明します。
フラワーアレンジメントは、複数の花を組み合わせて、アレンジした商品です。
一般的にオアシスと呼ばれるスポンジ状の花挿しにお花が活けてあります。
すぐに飾れて便利で、水やりも1週間にコップ半分ほどでOKです。
お供えの場合、白系や淡い色合いの花を使用することが多く、お供えの場合マム、カーネーション、バラ、ユリなどがよく用いられます。

胡蝶蘭

お供え胡蝶蘭のイメージ
次に、「胡蝶蘭」について説明します。
胡蝶蘭は、華やかな形状が特徴的な花で、ここでは鉢植えタイプのものについて解説します。
一般的には、白やピンク、紫色などの花を持ち、贈答にふさわしい高級な花です。
1周忌に贈る胡蝶蘭は、お悔やみの気持ちを込めて、静かで落ち着いた色合いのものが選ばれることが多く、白い胡蝶蘭が特によく用いられます。
かなり大きさがあるお花で、長ければ1か月以上も花を楽しむことができ、環境が良ければ翌年以降もお花を咲かせます。

・1周忌に贈るお花の相場

まず、フラワーアレンジメントの相場についてですが、大体5000円くらいから8000円くらいのものが一番多く出回っています。
この価格帯のものが全体の50%程度を占めます。
また、高いものだと10000円から15000円くらいのものもあります。
価格は花材や大きさによって変わります。ご予算に合わせてお選びください。
傾向として、個人で贈る場合には5000円くらいから8000円くらいの商品を、法人や連名、
大変お世話になった方などは1万円以上の商品をご購入いただく事が多いです。

次に、胡蝶蘭の相場についてですが、一般的には15000円から40000円程度の価格帯があります。
胡蝶蘭は高級な花であるため、価格が高めになっています。
予算としては、一番多く出るのは20000円程度で、大輪3本立ちの胡蝶蘭を贈ることが一般的です。
花弁の美しさや花の大きさ、輪数などによって価格が変動するため、予算に合わせた胡蝶蘭をお選び下さい。

価格帯のグラフ

5000円~8000円 60% 8000円~10000円 20% 10000円以上 10% 4000円~5000円 10%

2.一周忌のお花を贈るタイミングや注意すること

お花を贈る際には適切なタイミングや、注意点がございます。
この項ではそれらを贈る場所ごとに詳しくご説明します、またインターネットでお花をご注文する時に気を付けることも解説いたします。

・お花を贈る際のタブーとマナー

近年はネットなどで色々なタブーやマナーなどが言われておりますが、1周忌のお花を贈る際に心掛けるのは以下の2点だけです。

・「お届けは余裕をもった日時を指定する」

・「猫を飼っている家に贈る場合には、ユリやチューリップは避ける」


まず、「お届けは余裕をもった日時を指定する」から解説していきます。
次の章でも解説しておりますが、例えば1周忌の法要や食事会があった場合に、当日のお届けは避けてください。
理由として2点

・当日は忙しくしているのに、飾る手間を増やしてしまう
・荷物事故や延着があった場合に対応できない

が挙げられます。
当日は送り先様は法要の準備や挨拶などで忙しくしております。
その時にお花が届けば、まずそれを開封して、しかるべき場所に飾る必要がございます。
こういった事は忙しくしている中やることはかなり手間になりますので、前日までにお届けしておくのがマナーです。

また、荷物事故の確率は低くても、雪や台風などの天候不順により宅配便が延着することは比較的あります。
そういった場合の保険の意味でも、前もってお届ける事が大事です。
生花の鮮度は1~2日ではほとんど影響がございませんので、その点ご安心ください。

もう1点の「猫を飼っている家に贈る場合には、ユリやチューリップは避ける」ですが、
これはユリやチューリップの花びらに含まれている物質が、猫の腎臓に悪い影響を及ぼすことが近年の研究で分かってきたからです。
猫はもともと腎臓が非常に弱い動物ですので、猫のいるお家にはユリの入っていない商品を選ぶようにすれば安全です。

・お花はどのタイミングで贈るべきか

前々日もしくは前日に贈るのが適切です。
お花はその特性上、飾る場所などに少し気を使います。
そのため、当日に贈ってしまうと受け取る側がスペースを確保したり荷解きをする時間を取られてしまいがちになります。
また、天候や渋滞、荷物事故などの不慮のトラブルにも対応できるという理由もあります。
当日に贈ると、天候が悪くて配送が遅れたり、渋滞に巻き込まれたり、荷物事故が起きたりすることも考えられます。
その場合、贈るタイミングを前々日もしくは前日にしておけば、何かあった時も対応できます。

故人宅やご遺族宅にお届けする場合
故人宅やご遺族様宅に贈る場合には、先方が長期ご不在にしていないか確認することが重要です。
特に、故人の死去をきっかけに転居してしまう場合があります。
この場合、せっかく贈ってもお届けすることができません。
こういった事が無いように、ご遺族様に確認をとっておくことが重要です。
お届けの日時などは、法要などがある場合には前々日もしくは前日にお届けするよう手配します。

法要の食事会やホテル、お寺などにお届けする場合
こちらも前日に届くようお届けするのが一番確実です。
お店は前日が定休日という事もございますので、確認して定休日のようであれば前々日にお届けの手配をします。
お店に送る場合には、ご注文の際、備考欄やお届け先住所欄に「〇月〇日 □□家予約」など、
その日に、そのお花をお届けすることがはっきりわかるようにしておくことが大事です。
さらにお店にもお花が届く旨お電話などで連絡しておけば安心です。

・ネットでお花を注文する際の注意点

ネットで1周忌のお花をを注文する際は、まず注文先の企業が花に関する専門的な知識を有しているか確認することが大切です。
近年、IT企業などもお花のネット販売に参入していますが、そのような企業は注文を受けても、
お花の専門的な知識を持っていない場合があります。そのため、トラブル対応などが難しくなる場合があります。
当社は、2004年からお花の専門店としてネット通販を行っています。
全国一のお花の生産高を誇る愛知県から高品質なお花お客様にお届けしておりますので、ご利用いただく際には安心していただけます。
また、お届けする日時に余裕を持って指定することが大切です。
お花は宅急便にて配送いたしますので、まれに荷物事故や天候不良、交通渋滞などにより配送に遅れが生じる可能性があります。
ご使用になる日にちが決まっている場合には、その日にちの前日もしくは前々日にお届けするよう手配をお願いいたします。

3.メッセージカードや立て札について

1周忌のお花を贈る際に付けることがあるメッセージカードや立て札。
全体の40%くらいがお供え花にメッセージカードや立て札をご希望されます。
どういった場合にメッセージカードや立て札をつけるのか、またメッセージカードと立て札の違いや、
メッセージカードの例文集を用意しましたので、どうぞご参考になさってください。

・立て札とは


立て札横書きイメージ
「立て札」とは、お花につける名前入りの札のことです。お店の開店や葬儀などで、一度は目にしたことがあるかもしれません。
立て札の基本的なルールとして、贈り主以外のお名前は書きません。
特にお供えの花では、このルールが非常に重要になります。立て札をご希望のお客様は、
贈り主様のお名前のみを「メッセージ、立て札」という欄に記入してください。
立て札を付けるのに適したシチュエーションとしましては、法事や食事会などがあり、
その場に出席できない時などにはお付けすることをおすすめいたします。
立て札を付けるとフォーマルな印象になるので、あまり堅苦しくしたくない場合には立て札でなくメッセージカードにするか、何も付けないほうが良いです。

・立て札とメッセージカードの違い

「立て札」というのは、その名の通り、お花に立てるための札のことです。
誰から贈られたのかが一目で分かるので、生前の故人との関係を思い出したり、香典返しの際にも便利です。
個人的なメッセージを書きたい人や、名前を立てたくない場合には、メッセージカードがおすすめです。
当社では、メッセージカードを使う場合、ハガキサイズの上質な紙を2つ折りにしてお花に添付します。
そのため、中身を開かないと中身が見えないようになっています。

・1周忌メッセージカード例文集

「ご命日にあたりあらためて心よりご冥福をお祈り致します。
  心ばかりのお花ですがお供えくださいませ。」

「心ばかりのお花をおくらせて頂きました。
  改めて故人様のご冥福と、ご家族皆様のご健康をお祈り申し上げます。」

「早いもので1年ですね。御身体ご自愛ください。」

「1周忌にあたり、お優しいお人柄を偲び、
  かい思い出と共にご生前のご厚情に深く感謝申し上げます。」

「1周忌にあたり、心ばかりのお花を送らせて頂きました。
  ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈り致します。」

「もう、1年経ってしまったね!いつも見守ってくれてありがとう。」

まとめ

1周忌のお供え花について解説してまいりました。
近年では、色鮮やかなお花や、染め花、菊の入っていないお花もお供え花として多く使われるようになり、時代の変化を感じます。
しかしながら、故人を偲ぶ心は変わらず、お供え花は心を伝える重要な手段として役立ちます。
当社としても、お役に立てることができるよう、心を込めて制作しています。
このブログでは、新しい情報を随時更新していきますので、また機会があればご覧ください。
読者の皆様からのご感想やご意見など、お寄せいただければ幸いです。
私たちが制作するお供え花が、故人や大切な方々の痛みを癒すことができますように、心から願っています。
この文章をお読みいただき、ありがとうございました。