最終更新日:2024年03月07日

【2024年最新】 1周忌 のお供え花を贈る際のタブー、マナーやお届けするタイミングなど、気になる点を一挙紹介

1周忌のお供え花は、故人を偲んで供養するために贈られるものです。
故人のご冥福を祈るとともに、その人の生前に思いを馳せ、感謝の気持ちを伝えるために、お供え花は重要な役割を果たします。
お供え花には、いくつかの種類があります。
色は白や淡いお花が多く選ばれ、一般的には、マム、カーネーション、ユリなどがよく用いられます。
しかし最近ではバラを使用したり、染め花など個性的でおしゃれなものも好まれています。
ここでは、1周忌のお花を贈るタイミングやマナー、タブー、どんな時期に贈るのが適切かを分かりやすく詳しく解説していきます。


目次


1.一周忌の基礎知識
 →1周忌とは
 →1周忌に贈るお花の種類
 →1周忌に贈るお花の相場
2.一周忌のお花を贈るタイミングや注意すること
 →・お花を贈る際のタブーとマナー
 →・お花はどのタイミングで贈るべきか
 →・ネットでお花を注文する際の注意点
3.メッセージカードや立て札について
 →・立て札とは
 →・立て札とメッセージカードの違い
 →1周忌メッセージカード例文集
まとめ

1.一周忌の基礎知識

1周忌とはどういうものなのか、お花の種類やよく選ばれる価格帯、相場について詳しく解説していきます。
いろいろな価格帯のものや種類がございますので、ご予算や目的に合ったものをお選びください。

1周忌とは

一周忌は、故人が亡くなってから1年目の命日を迎えた日のことを指します。
この前後の日に、ご遺族や親族、友人などが故人を偲び、お悔やみの気持ちを表すために法要や食事会などを行います。
法要の場所はお寺やご遺族宅のほか、大きい場合にはホールやホテルなども利用されることがあります。
法要には、仏教の場合にはお坊さんが招かれ、読経やお経を唱えたり、供物を捧げたりします。
また、参列者は、故人の遺影や位牌に手を合わせ、終了後は食事会などが催され、故人について語り合い思い出を懐かしみます。
これらの儀式を通じて、故人の冥福を祈り、ご親族や仲の良いご友人や関係者との絆を再確認する、とても大切な行事です。

1周忌に贈るお花の種類

1周忌に贈るお花の種類は、大きく分けて「フラワーアレンジメント」と「胡蝶蘭」の2つが挙げられます。

フラワーアレンジメント

お供えフラワーアレンジメントのイメージ
染め花お供えフラワーアレンジメントのイメージ
まず、「フラワーアレンジメント」について説明します。
フラワーアレンジメントは、複数の花を組み合わせて、アレンジした商品です。
一般的にオアシスと呼ばれるスポンジ状の花挿しにお花が活けてあります。
すぐに飾れて便利で、水やりも1週間にコップ半分ほどでOKです。
お供えの場合、白系や淡い色合いの花を使用することが多く、お供えの場合マム、カーネーション、バラ、ユリなどがよく用いられます。

胡蝶蘭

お供え胡蝶蘭のイメージ
次に、「胡蝶蘭」について説明します。
胡蝶蘭は、華やかな形状が特徴的な花で、ここでは鉢植えタイプのものについて解説します。
一般的には、白やピンク、紫色などの花を持ち、贈答にふさわしい高級な花です。
1周忌に贈る胡蝶蘭は、お悔やみの気持ちを込めて、静かで落ち着いた色合いのものが選ばれることが多く、白い胡蝶蘭が特によく用いられます。
かなり大きさがあるお花で、長ければ1か月以上も花を楽しむことができ、環境が良ければ翌年以降もお花を咲かせます。

1周忌に贈るお花の相場

まず、フラワーアレンジメントの相場についてですが、大体5000円くらいから8000円くらいのものが一番多く出回っています。
この価格帯のものが全体の50%程度を占めます。
また、高いものだと10000円から15000円くらいのものもあります。
価格は花材や大きさによって変わります。ご予算に合わせてお選びください。
傾向として、個人で贈る場合には5000円くらいから8000円くらいの商品を、法人や連名、
大変お世話になった方などは1万円以上の商品をご購入いただく事が多いです。

次に、胡蝶蘭の相場についてですが、一般的には15000円から40000円程度の価格帯があります。
胡蝶蘭は高級な花であるため、価格が高めになっています。
予算としては、一番多く出るのは20000円程度で、大輪3本立ちの胡蝶蘭を贈ることが一般的です。
花弁の美しさや花の大きさ、輪数などによって価格が変動するため、予算に合わせた胡蝶蘭をお選び下さい。

価格帯のグラフ

5000円~8000円 60% 8000円~10000円 20% 10000円以上 10% 4000円~5000円 10%

2.一周忌のお花を贈るタイミングや注意すること

お花を贈る際には適切なタイミングや、注意点がございます。
この項ではそれらを贈る場所ごとに詳しくご説明します、またインターネットでお花をご注文する時に気を付けることも解説いたします。

・お花を贈る際のタブーとマナー

近年はネットなどで色々なタブーやマナーなどが言われておりますが、1周忌のお花を贈る際に心掛けるのは以下の2点だけです。

・「お届けは余裕をもった日時を指定する」

・「猫を飼っている家に贈る場合には、ユリやチューリップは避ける」


まず、「お届けは余裕をもった日時を指定する」から解説していきます。
次の章でも解説しておりますが、例えば1周忌の法要や食事会があった場合に、当日のお届けは避けてください。
理由として2点

・当日は忙しくしているのに、飾る手間を増やしてしまう
・荷物事故や延着があった場合に対応できない

が挙げられます。
当日は送り先様は法要の準備や挨拶などで忙しくしております。
その時にお花が届けば、まずそれを開封して、しかるべき場所に飾る必要がございます。
こういった事は忙しくしている中やることはかなり手間になりますので、前日までにお届けしておくのがマナーです。

また、荷物事故の確率は低くても、雪や台風などの天候不順により宅配便が延着することは比較的あります。
そういった場合の保険の意味でも、前もってお届ける事が大事です。
生花の鮮度は1~2日ではほとんど影響がございませんので、その点ご安心ください。

もう1点の「猫を飼っている家に贈る場合には、ユリやチューリップは避ける」ですが、
これはユリやチューリップの花びらに含まれている物質が、猫の腎臓に悪い影響を及ぼすことが近年の研究で分かってきたからです。
猫はもともと腎臓が非常に弱い動物ですので、猫のいるお家にはユリの入っていない商品を選ぶようにすれば安全です。

・お花はどのタイミングで贈るべきか

前々日もしくは前日に贈るのが適切です。
お花はその特性上、飾る場所などに少し気を使います。
そのため、当日に贈ってしまうと受け取る側がスペースを確保したり荷解きをする時間を取られてしまいがちになります。
また、天候や渋滞、荷物事故などの不慮のトラブルにも対応できるという理由もあります。
当日に贈ると、天候が悪くて配送が遅れたり、渋滞に巻き込まれたり、荷物事故が起きたりすることも考えられます。
その場合、贈るタイミングを前々日もしくは前日にしておけば、何かあった時も対応できます。

故人宅やご遺族宅にお届けする場合
故人宅やご遺族様宅に贈る場合には、先方が長期ご不在にしていないか確認することが重要です。
特に、故人の死去をきっかけに転居してしまう場合があります。
この場合、せっかく贈ってもお届けすることができません。
こういった事が無いように、ご遺族様に確認をとっておくことが重要です。
お届けの日時などは、法要などがある場合には前々日もしくは前日にお届けするよう手配します。

法要の食事会やホテル、お寺などにお届けする場合
こちらも前日に届くようお届けするのが一番確実です。
お店は前日が定休日という事もございますので、確認して定休日のようであれば前々日にお届けの手配をします。
お店に送る場合には、ご注文の際、備考欄やお届け先住所欄に「〇月〇日 □□家予約」など、
その日に、そのお花をお届けすることがはっきりわかるようにしておくことが大事です。
さらにお店にもお花が届く旨お電話などで連絡しておけば安心です。

・ネットでお花を注文する際の注意点

ネットで1周忌のお花をを注文する際は、まず注文先の企業が花に関する専門的な知識を有しているか確認することが大切です。
近年、IT企業などもお花のネット販売に参入していますが、そのような企業は注文を受けても、
お花の専門的な知識を持っていない場合があります。そのため、トラブル対応などが難しくなる場合があります。
当社は、2004年からお花の専門店としてネット通販を行っています。
全国一のお花の生産高を誇る愛知県から高品質なお花お客様にお届けしておりますので、ご利用いただく際には安心していただけます。
また、お届けする日時に余裕を持って指定することが大切です。
お花は宅急便にて配送いたしますので、まれに荷物事故や天候不良、交通渋滞などにより配送に遅れが生じる可能性があります。
ご使用になる日にちが決まっている場合には、その日にちの前日もしくは前々日にお届けするよう手配をお願いいたします。

3.メッセージカードや立て札について

1周忌のお花を贈る際に付けることがあるメッセージカードや立て札。
全体の40%くらいがお供え花にメッセージカードや立て札をご希望されます。
どういった場合にメッセージカードや立て札をつけるのか、またメッセージカードと立て札の違いや、
メッセージカードの例文集を用意しましたので、どうぞご参考になさってください。

・立て札とは


立て札横書きイメージ
「立て札」とは、お花につける名前入りの札のことです。お店の開店や葬儀などで、一度は目にしたことがあるかもしれません。
立て札の基本的なルールとして、贈り主以外のお名前は書きません。
特にお供えの花では、このルールが非常に重要になります。立て札をご希望のお客様は、
贈り主様のお名前のみを「メッセージ、立て札」という欄に記入してください。
立て札を付けるのに適したシチュエーションとしましては、法事や食事会などがあり、
その場に出席できない時などにはお付けすることをおすすめいたします。
立て札を付けるとフォーマルな印象になるので、あまり堅苦しくしたくない場合には立て札でなくメッセージカードにするか、何も付けないほうが良いです。

・立て札とメッセージカードの違い

「立て札」というのは、その名の通り、お花に立てるための札のことです。
誰から贈られたのかが一目で分かるので、生前の故人との関係を思い出したり、香典返しの際にも便利です。
個人的なメッセージを書きたい人や、名前を立てたくない場合には、メッセージカードがおすすめです。
当社では、メッセージカードを使う場合、ハガキサイズの上質な紙を2つ折りにしてお花に添付します。
そのため、中身を開かないと中身が見えないようになっています。

1周忌メッセージカード例文集

「ご命日にあたりあらためて心よりご冥福をお祈り致します。
  心ばかりのお花ですがお供えくださいませ。」

「心ばかりのお花をおくらせて頂きました。
  改めて故人様のご冥福と、ご家族皆様のご健康をお祈り申し上げます。」

「早いもので1年ですね。御身体ご自愛ください。」

1周忌にあたり、お優しいお人柄を偲び、
  かい思い出と共にご生前のご厚情に深く感謝申し上げます。」

「1周忌にあたり、心ばかりのお花を送らせて頂きました。
  ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈り致します。」

「もう、1年経ってしまったね!いつも見守ってくれてありがとう。」

まとめ

1周忌のお供え花について解説してまいりました。
近年では、色鮮やかなお花や、染め花、菊の入っていないお花もお供え花として多く使われるようになり、時代の変化を感じます。
しかしながら、故人を偲ぶ心は変わらず、お供え花は心を伝える重要な手段として役立ちます。
当社としても、お役に立てることができるよう、心を込めて制作しています。
このブログでは、新しい情報を随時更新していきますので、また機会があればご覧ください。
読者の皆様からのご感想やご意見など、お寄せいただければ幸いです。
私たちが制作するお供え花が、故人や大切な方々の痛みを癒すことができますように、心から願っています。
この文章をお読みいただき、ありがとうございました。


最終更新日:2024年03月07日

2024年最新!お供えの胡蝶蘭を贈る際のタブーやマナー、贈る時期まとめ

胡蝶蘭は、お供えやお祝いの贈り物として、宗旨宗派を問わず愛されている花です。
なかでもお供えの胡蝶蘭は、近年大手葬儀社でも採用されるなど、最近になり広く親しまれてきております。
白く可憐で豪華なお花で長持ちの胡蝶蘭は、お供えの花に最適と言っていいでしょう。
しかしながら、その贈り方やタイミングにはいくつかのマナーやタブーが存在します。
この記事では、胡蝶蘭を贈る際のマナー、タブー、贈る時期などを解説します。正しい知識を身に付けて、相手に喜んでもらえる贈り物を心がけましょう。




1.お供えの胡蝶蘭とは?

胡蝶蘭は、華やかな花姿が美しく、観賞用や贈り物としても人気があります。
御供の場合には故人を偲ぶために贈られます。
特徴としては、花が蝶が舞うような形をしていて美しく、長い間咲き続けることが挙げられます。
また、花が咲いている期間中に水やりが不要なことも魅力の一つです。

・お供えに送る胡蝶蘭の種類

胡蝶蘭は、大きく分けて大輪系と小輪のミディ系という2つの種類があります。
どちらの種類でも、美しく優雅な花を咲かせることから、お供えのお花として人気があります。


大輪系とミディ系の比較

ミディ系と大輪系の胡蝶蘭の比較
大輪系の胡蝶蘭は、大きな花弁が特徴で、開花時には直径10cm以上にもなるものがあります。
一方、小輪のミディ系の胡蝶蘭は、花弁が小さく、直径5cm前後のものが多いです。
御供の胡蝶蘭は、一般的に白色の大輪系のものが使用されます。
大輪系の胡蝶蘭は、花弁が大きく、存在感があります。
また、少し輝いているように見える独特の白色も、御供にふさわしいです。

ミディ系は輪の大きさが小さく、お供え花としてはあまり使われませんが、大輪より少し価格が安いのが特徴です。
お供えに送る場合に大輪系と小輪のミディ系のどちらを選ぶかは、お好みやご予算によります。
人気では大輪系のお花がよく贈られておりますが、どちらの品種を選んでも問題ないでしょう。

・胡蝶蘭の良いところと悪いところ


【良いところ】

何と言ってもお花の美しさや存在感が一番に挙げられます。
長い間咲き続けますので、故人を偲ぶ期間にもしばらくの間、美しい花を飾ることができます。

【悪いところ】

胡蝶蘭は、他のお花と比べると高価です。そのため、ご予算の負担が大きくなる場合があるかもしれません。
また、大きさがあるため持ち運びがしにくく、小さなスペースではかえって邪魔になるかも知れません。

・胡蝶蘭をネットで注文する際の注意点

胡蝶蘭をネットで注文する際には、まずその会社がお花に関する知識があるかどうかを確認しましょう。
胡蝶蘭のネット販売は近年お花を扱っていない会社などが参入しておりますが、そういった会社は受けた注文を大手の胡蝶蘭メーカーに流しているだけですので、お花に関する知識やトラブル対応も難しくなります。

当社はお花の専門店として2004年よりネット通販で胡蝶蘭を扱っており、日本最大の産地である愛知県より高品質な胡蝶蘭をお送りしておりますので、安心してご利用できます。

その他の重要な注意点といたしましては、葬儀以外の場合では、必ず日時に余裕をもってお届けするようにしましょう。
胡蝶蘭は2~3日のことでは花の萎れなど鮮度の問題は起こりませんので、直前のお届けは荷物事故や天候や渋滞による延着のリスクが高くなります。
届いてほしい日の2日前までの日時指定で手配するよう、よろしくお願いいたします。

・胡蝶蘭を贈る宗派

胡蝶蘭は、仏教やキリスト教など、様々な宗派で贈られます。
そのため、宗派などを問わずお贈りすることが出来るお花となっております。

仏教においては、清らかな心を表現するために贈られることが多いです。
また、葬儀や法要などの場面でも使用されます。

キリスト教においては、胡蝶蘭は美しさや高貴さを表現するために贈られます。
クリスマスや復活祭など、キリスト教の祝日にも用いられることがあります。
神道や神秘主義などの宗派では、胡蝶蘭は「清浄なる魂」「新たなる始まり」「希望の象徴」などとして贈られます。

このように胡蝶蘭は、宗派を問わず美しさや清らかさ、魂などをを表現するために贈ることができます。

2.お供え花を贈る時のマナー、タブー

お供えの胡蝶蘭をお贈りする際に気になるのが、マナーやタブーといったことではないでしょうか?
結論から申しますと、お供えの胡蝶蘭をお贈りする際に気を付けるべきマナーはたった2点。


・「白色の胡蝶蘭を贈る」



・「葬儀以外では、日時に余裕を持って手配する」




たったこれだけでございます。
日時に余裕を持つというのは、胡蝶蘭は長持ちする花ですので、直前にお届けしても2~3日前にお届けしても花保ち自体は変わりません。
法要の当日のお届けは、胡蝶蘭の荷解きをして飾るまでに手間がかかり、故人のご家族や関係者のかたの当日のお仕事を増やしてしまいます。
また、予期せぬ渋滞や荷物事故などがあった場合にも、前もっての配送であれば充分対応可能ですので、届いてほしい日の2日前までの日時指定で手配するようにするのがマナーです。

★当社の発送サービスレベルを記しておきますので、どうぞご参考になさってください。

宅配サービスレベル

3.御供の胡蝶蘭を贈るタイミング

お供えの胡蝶蘭を贈る際、贈るタイミングはとても重要です。
一般的に、贈るタイミングは当日に贈ることが多いようですが、実は前々日もしくは前日に贈ることが適切です。
理由としては、当日に贈ってしまうと、胡蝶蘭を飾るのに手間がかかることが挙げられます。
胡蝶蘭は、美しく咲き誇る花ですが、それだけに大きく、荷解きや飾り付けも手間がかかります。
そのため、当日に贈ってしまうと、受け取る側がスペースを確保したり荷解きをする時間を取られてしまいがちになります。

また、天候や渋滞、荷物事故などの不慮のトラブルにも対応できるという理由もあります。
当日に贈ると、天候が悪くて配送が遅れたり、渋滞に巻き込まれたり、荷物事故が起きたりすることも考えられます。
その場合、贈るタイミングを前々日もしくは前日にしておけば、余裕をもって対応できます。
以下の記事では、贈る場所ごとに細かく解説していきます。

・故人宅、ご遺族様宅にお届けする場合

故人やご遺族様のお宅にお届けする場合には、先様が長期ご不在にしていないか確認することが重要です。
特にご注意いただきたいのが、故人の死去をきっかけに転居してしまう場合です。
この場合、せっかく送ってもお届けすることが出来ません。
こういった事が無いように、ご遺族様に確認をとっておくことが重要です。
お届けの日時などは、在宅時であればいつでも問題ございません。

・葬儀会場にお届けする場合

葬儀会場や通夜にお届けする場合には、まず胡蝶蘭のお届けが日時に間に合うかどうかを事前に必ず確認してください。
葬儀や通夜は専用のホールで行われることが大半ですので、もし日にちが遅れてしまった場合には、受取人様がもういないという事態になってしまいます。
そういった事を避けるためにも、まずは通夜の日時の確認です。
通夜は通常夕方から開催されますので、夕方の時間帯より1つ前、具体的には午前中もしくは14時~16時のお届け指定をします。
葬儀の場合には午前中早くから始まることがあり、宅急便のお届けでは間に合わないケースがございます。
この場合には葬儀前日にお届けの手配をするか、もしくはご遺族様と連絡を取り、お届けの時間や場所を調整するようにしてください。

・法事や法要にお届けする場合

1周忌や49日の法要にお届けする場合には、お届け先のお家もしくはお寺や会場のどちらにお届けをするか決めます。
お寺や会場にお届けの場合には、こちらも前日までの手配が原則です。
会場が前日お休みのケースもございますので、しっかりと確認するようにしましょう。
お寺や会場にお届けすると、法要の場所に胡蝶蘭を置くことが出来ますが、持ち帰りが大変になるというデメリットもございます。
胡蝶蘭はかなり大きく、普通乗用車の座席1人分くらいは楽にスペースをとってしまうので、注意が必要です。

ご自宅で法要をする場合には、前々日か遅くとも前日までに届くよう手配をします。
こちらもご遺族様に事前に胡蝶蘭を送ることを伝えておけば、置くスペースの確保なども問題ないでしょう。

・お別れの会のホテルや会場にお届けする場合

お別れの会を会館やホテルなどで開催される場合には、前日に届くように手配するようにします。
その場合にはお届け先記入欄に必ず「〇月〇日開催 □□□様お別れの会」と記入するようにします。

ホテルや会館には日々たくさんの荷物が届くため、こういった事を書いておかないと何に使用するか分からず放置されてしまう可能性もございます。
必ず開催日とお別れの会の名称を入れていただき、事前に会場に電話連絡を入れておけば完璧です。

4.胡蝶蘭に付けるメッセージや立て札

お供えの花にはメッセージカードや立て札をつける場合がございます。
全体の50%くらいがお供え花にメッセージカードや立て札をご希望されます。
当社の場合、カートページの「メッセージ、立て札記入欄」よりご記入いただければ、無料にてお付けすることが出来ます。
立て札とメッセージカードの違いや、どういった場合に立て札なのか、メッセージカード例文をご紹介します。

・立て札とは

お花につける名前入りの札の事です。開店や葬儀などで一度は目にしたことがあるかと存じます。
立て札の基本的なルールとして、贈り主以外のお名前は記入しません。
特にお供えの花ではその傾向が強くなりますので、立て札ご希望のお客様は贈り主様のお名前のみ「メッセージ、立て札」欄にご記入ください。

・立て札とメッセージカードの違い

立て札は、その名の通りお花に立てる札になります。
どなたから届いたのかが一目でわかりますので、生前の故人との関係性に思いを馳せたり、また香典返しなどの際にも役に立ちます。
なかには個人的なメッセージを記入したい方や、お名前を立てるのを希望されない方もいらっしゃいます。
そういった時にはメッセージカードがおすすめです。
当社ではメッセージカードの場合には、手紙の封筒もしくは2つ折りにしてお花にお付けいたしますので、中身を開かないと見えないようにしてあります。

立て札とメッセージカードは、記入欄にお名前(肩書も含む)のみ記入してあれば立て札に、メッセージが記入してあればメッセージカードにいたします。
全体の半分はメッセージカードも立て札もご希望されませんので、それでも問題ございません。
ただ、葬儀会場やお別れの会にお送りする場合には立て札が望ましいです。

★立て札の例を画像にて紹介いたします。

・メッセージカード例文集

・ご命日にあたりあらためて心よりご冥福をお祈り致します。
心ばかりのお花ですがお供えくださいませ。

・心ばかりのお花をおくらせて頂きました。
改めて故人様のご冥福と、ご家族皆様のご健康をお祈り申し上げます。

・ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈りいたします。
どうか無理せずご自愛くださいね。 心ばかりのお花ですがご仏前にお供えください。

・またお会しましょうとお約束していましたのに…とても信じられません。
寂しいです。どうぞ安らかにおやすみ下さいね。

・謹んでお悔やみ申し上げますと共に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
心ばかりのお花を送らせていただきます。御霊前(49日以降はご仏前)にお供えください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この文章が、哀悼の気持ちをご遺族様にお伝え出来るお手伝いが出来ましたら幸いでございます。

胡蝶蘭は、日本のお供え文化において広く使われている花です。
しかしながら、お供えの場合は、お届けする日時に気を配る必要があります。
葬儀や法事などの日程を確認して、当日に届けるようなことは避けるようにしましょう。

また、ネット注文をする場合には、きちんとお花を扱える業者かを確認することが大切です。
お供えのお花の常識は時代と共に少しずつ変わっていきます。 このブログもこまめに更新し、また新しい情報が入り次第書き足ししてまいりますので、どうぞご参考になさってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


最終更新日:2023年04月27日

意外と知られていない?お供え花を贈るタブーやマナー【2023年最新】

訃報連絡を受け取ったり年賀状辞退の葉書が郵送されてきた場合に、お悔やみやお供えのお花をお送りする場面がございます。
そういった場合に、意外と知られていないお供えの花を贈るマナーや、最新の研究で明らかになった送ってはいけないお花の種類などをここでは紹介していきます。
さらに最近のお供え花事情や、近年増えてきたペット用のお供え花についても詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。



(1)お供え花を選ぶ際のお花の種類について

お供え花は大きく分けてお墓やお仏壇の花瓶に備える仏花と、お仏壇の横やお部屋に飾るお花と2種類あります。
仏花はお墓の花瓶や仏壇の花入れに生けるものですので、オアシスと言うスポンジ状のものにさしていないお花になります。
花束のような形式と言うとわかりやすいかもしれません。もう一つの形、お仏壇の横やお部屋に飾るお花はフラワーアレンジメントや胡蝶蘭など、根のついているお花やオアシスと言うスポンジ形式のものにさしてあるお花を言います。
仏花は喪主や亡くなられた方のお家で用意することが一般的ですので、お送りするのはフラワーアレンジメントや胡蝶蘭など置いておくタイプのお花が多いです。
仏花や墓花は地域によって大きさや色などがかなり異なります。ですのでお送りする場合には、フラワーアレンジメントや胡蝶蘭など置いておくタイプのものをお勧めいたします。

・四十九日、喪中はがき


喪中はがきを受け取ったり、四十九日のお供え花を贈る時に一番オススメなのは、フラワーアレンジメントです。
フラワーアレンジメントは花瓶に入れる手間も要りませんし、すぐに飾れますので、忙しい四十九日の法要の時や、相手方の事情が分からない場合でも安心して贈ることが出来ます。
予算はだいたい5000円から10000円くらいの間が一般的で、胡蝶蘭などの場合には20000円以上のものもございます。
お花の色目は四十九日や亡くなってまだ四十九日が済んでおられない場合には白系が無難です。
喪中はがきなどの場合にはすでに何か月か経過している場合もございますので、その場合には白のほかに色のついたお花を検討されても良いでしょう。
・四十九日のお供え花 | フラワーズドゥ
・お供え花 | フラワーズドゥ


・法事、1周忌などの回忌法要


一周忌や三回忌、七回忌などの回忌法要や法事などの場合にも、一番のおすすめはフラワーアレンジメントです。
置いて簡単に飾れるというメリットもございますし、予算も4000円~15000円まで幅広くあります。色やお花も様々なものから選ぶことが出来ますので、フラワーアレンジメントをお贈りするのが一般的です。
こちらも四十九日と同様、予算は5000円から10000円くらいの間が一般的で、胡蝶蘭などの場合には20000円以上のものもございます。
お花の色は1周忌であれば白を中心に、三回忌、七回忌、十三回忌などのの法要は色が入っても何ら問題ありません。


・葬儀、お別れの会


葬儀や通夜にお届けするお花は、通常スタンド花や枕花と呼ばれる置くタイプのものが主流となります。
最近では葬儀場で直接ご注文を受け付けていることが多いので、葬儀が開催される葬儀場に問い合わせてみるのが良いでしょう。
葬儀用スタンド花の相場は15000円~30000円で、枕花の相場は10000円~30000円です。
地方や葬儀場により幅がございますので、葬儀場にお問い合わせくださいませ。
また、葬儀によっては一切の供物を辞退している場合がございますので、ご注意ください。

葬儀場に直接頼む際には、通夜があるなしによりお届けの時間が変わります。
通夜がある場合には、通夜までにお届けするのがマナーとなっておりますので、出来るだけ通夜までにお届けするようにしましょう。

(2)お供え花を送る際のタイミングやタブー

お供え花イメージ
お供え花を贈る際の疑問として多いのが、「送るタイミングはいつなのか?」という点と「タブーや失礼にあたる事はないのか?」の2点ではないでしょうか。
実はこれらはお供え花の用途によって少しずつ変わりますが、タブーやマナーについてはあまり考える必要はございません。

よく言われているタブーとしては「とげのある花は贈るべきではない」や、「色の付いたお花は失礼にあたる」というものですが、これは2つとも間違っています。
今まで何百人ものお花関係の人たちにお会いしましたが、そのようなマナーやタブーを言っていた方は皆無でございます。
根拠も不明ですので、そういった事は「ない」と考えていただいて問題ございません。
時代はどんどん変わっていき、最近では、色の付いたお花もお供えに使用されておりますし、海外では赤いバラは葬儀にも使用されております。
日本でも、輪菊と呼ばれる昔ながらの菊よりも、よりカラフルでおしゃれなものが多く栽培されており、お供え花のトレンドも変わってきております
さらに最近では、「最後は自分らしい花を」や「母親の大好きだったバラでカラフルに」など、従来のお供えの常識にとらわれない新しい形のお供え花も少しずつではありますがお問い合わせを受けます。
お花はあくまでも贈り主様の心づけですので、お花の贈り方に失礼やマナー違反というのは原則ございません。
しかしながら、注意しなければならない点はいくつかございますので、用途別に注意点などを記しておきます。


・葬儀、お別れの会の場合


通夜がある場合には、通夜までにお届けするのがマナーとなっておりますので、出来るだけ通夜までにお届けするようにしましょう。
通夜や葬儀に間に合わない場合には、ご自宅にお届けします
。 その場合には葬儀場ではなく、お花屋さんやネットで依頼いたします、その場合にはフラワーアレンジメントや胡蝶蘭を選びます。
自宅にスタンド花は通常飾りませんので、スタンド花を故人のご自宅に手配しないようご注意ください。
葬儀場以外の場所で開催される場合(キリスト教式や、ホテルなどで開催されるお別れの会)には、葬儀業者ではなくお花屋さんやネットにてお花を手配いたします。
開催される時間帯より前の時間帯にお届け手配するようにしてください。
例えばお別れの会の開催が午後6時からだとしたら、14~16時の時間帯もしくはそれより前の時間帯にお届け下さい。
午前中やお昼から会がある場合には、前日にお届けが済むように手配下さい。ホテルであれば翌日分は預かってくれます。

・法事、法要、四十九日、喪中はがきの場合


喪中はがきの場合、よくお問い合わせがあるのが「既に時間が経ってしまっているので、どういったお花を送るのか、そもそも送っていいのかがわからない」といったお問い合わせです。
どのぐらいの時間が経過したかにもよりますが、仏式であれば通常49日までは喪中ですので、そのタイミングであれば特に遅いといった事はございません。
年賀状辞退の葉書にて初めてご逝去を知った場合などは何ヶ月か経過しておりますが、その場合にはメッセージカード等をお付けし、メッセージの中に葉書にてご逝去を知り」などの文言をつけておけば問題ないでしょう。
喪中はがきは通常11月の終わりから12月の初めに届きますので、お正月をお迎えするためのお供え花として年末、具体的にはクリスマス後から12月30日ごろにお届けすればお正月のお供え花としても先様にご利用いただけます。
喪中はがきに対するお供え花については、
喪中はがきを受け取ったときのお供え花を贈るルールやマナー、相場、タブーなどを完全解説!で詳しく取り上げておりますので、どうぞご参考になさってください。
四十九日や法事につきましては、法要がある日時より前にお届けするようにします。
お花は1~2日では花保ちや鮮度に大きく変化はございませんので、前日までに届くようにしておくほうが安心です。
また、こうしておくことにより天候や渋滞、荷物事故などのリスクを減らすことが出来ます。
地域によって時間指定の時間が遅く、届かない場合がございますので前日もしくは前々日配達でお届けの手配をしておくことが重要です。

・お供え花
・四十九日のお供え花
・一周忌のお供え花
・三回忌のお供え花
・七回忌のお供え花
・十三回忌のお供え花
・命日のお供え花
参考までに、当社のお届けサービスレベル表を載せておきますので、どうぞご参考になさってください。
希望時間帯お届け可能地域
午前中関東、信越、中部、関西、(四国は香川のみ)、中国(山口除く)
14時~16時全域(愛媛、岩手、宮城の一部地域不可)
16時~18時全域
18時~20時全域
20時~21時全域


・ペットのお供え花、猫ちゃんのいる家


友人や知り合いのペットがお亡くなりになったことを知った時には、なるべく早いタイミングでお供え花を手配するようにします。
期間や色合い、タブーなどはございませんが、猫ちゃんのいる家では1点気を付けていただきたい事がございます。
百合やチューリップの入ったお花を送るのはおやめください。
最近の研究で猫がユリ科の植物の花びらを食べた場合に、腎臓に悪い影響がある可能性が報告されております。
猫はもともと腎臓が丈夫な生き物ではありません。そういったことを克服する研究も現在進んではいますが、これを執筆している時点ではユリ科のお花を猫のいる家に送るのは避けましょう。

(3)最新のお供え花事情


染め花イメージ
昭和40年代から平成に入る少し前までは、お供え花といえばほとんどを真っ白な菊にすることが多く見られました。
これは、まだ菊以外のお花の栽培技術が未発達でしたので、当時はお祝いの花束などにも菊が積極的に使われておりました。
平成に入る前位からいろいろなお花が輸入されるようになり、またバラやトルコキキョウ、かすみ草等の栽培、花持ち技術が進歩してきたこともあり、様々なシーンで洋花が使われるようになって参りました。
その頃からお供え花にも菊だけでなく洋花や、生花ではございませんがプリザーブドフラワーなども使われるようになってきております。
そして令和では、お花を特殊な染料に入れて染める染め花のアレンジメントや、様々なカラーのお供え花もたくさん見られるようになりました。
また、ペットが家族のようになるにつれ、ペット用のお供え花も近年になり大変多く見られます。
この先も年数が進むにつれ、お供え花も個性やおしゃれなイメージを大切にしたものへと進化していくかと思われます。

・色の付いたお花や洋花


時代が進むにつれて、白い菊のみだったお供え花の世界も徐々に変わってきております。
お客様からよく「色の付いた花をお供え花にしてもかまわないか?」といったお問い合わせを頂きます。 色のついたお花や洋花を使ってはいけない決まりはございませんので、まったく問題ありません。
ただ大勢の人が集まり、仏教でいう四十九日までは、無用な誤解を防ぐ意味で白系のお花を贈ることをおすすめしております。

・急上昇しているペット用お供え花の需要と注意点


近年のペットブーム、また犬や猫を家族のように扱う風潮が日本だけでなく世界中にも広がり、それに伴いペットが亡くなったときの悲しみもより大きくなってきております。
そういったものを癒すために、ペット用のお供え花が近年大きく増えております。
ペット用のお供え花を送る際に、必ず注意していただきたいのは「猫のいる家にはユリ科の花を送らない」です。
百合やチューリップの花びらには猫の腎臓の機能を低下させる成分が入っており、猫が誤って食べてしまうとへ猫の腎臓の機能に障害が生じる可能性がございます。
当社では、ペット用のお花には百合を入れないように注意しておりますが、百合の入っているお花をご購入される際には、送り先様のおうちに猫がいないかを確認するようにしてください。
なお、犬に関しましてはそういった事例は報告されておりませんので現状では問題ございません。
ただ、今後動物医療に関しては、様々な新しい知見が出てくる可能性がございます。
当社でもそれらをこまめにチェックして、このページを新しい情報が出るたびに更新していきます。

ペットのお悔やみ、お供え花

まとめ


お供え花は時代とともに少しずつ変化していき、より自分らしいより故人の方らしいものへと変化を遂げております。
花の色や形によるマナーやタブーも基本的にはございませんので、どうぞご安心ください。
ペット用のお供え花に関しましても、お亡くなりになられたかわいいペットらしいお花をチョイスすれば問題ございません。
ただ前述いたしましたように、猫のいる家では百合の花にはお気をつけください。

このページは最新情報やお供え花に関する新しい知見が得られればその都度更新していきます。 これを読んでくださった皆様も、ぜひご感想やご意見等いただければ幸いでございます。

皆様がお送りするお供え花が、故人や愛する方の傷を癒することができますように、我々も一生懸命制作させていただきます。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。