最終更新日:2023年03月22日

喪中はがきを受け取ったときのお供え花を贈るルールやマナー、相場、タブーなどを完全解説!

11月から12月の初めごろまでに、その年お亡くなりになった方の家族が、故人とのお付き合いがあった方への年賀状を辞退する趣旨の喪中はがきをお送りする風習がございます。
喪中はがきが届いて、初めて故人のがお亡くなりになったことを知る方も多く、どのようにしてお花を送ったら良いかその際の作法やマナー、お花の色や種類など、様々な疑問があるかと思います。
そういった疑問に一つ一つお答えしていきながら、最近のお供え花のトレンドや、メッセージカード、立て札等の書き方やテンプレートなどもご案内しておりますので、ぜひお役立て下さい。



(1)喪中はがきに対するお供え花とは?


喪中はがきを受け取った方が、故人に哀悼の意を表するために、お送りするお供え花です。
主に11月末ごろから12月の末にかけてお送りいたします。お花の色や形については特に決まり事はありません
その年の初めごろ亡くなっていた場合には10ヶ月以上時間が経過している場合もございますが、遅すぎるという事はございません。
お花は主にすぐに飾れるフラワーアレンジメントをお送りします。

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・喪中はがきとは?

喪中はがきとは、その年にお亡くなりになった方の家族が、故人やご家族の過去の年賀状などから、故人が亡くなっている旨や喪中につき年賀状をご辞退することを伝えるためのものです。
現在でも一般的に行われている日本の風習で、これを受け取って知人の死去を初めて知ったという方も少なくありません。。

・喪中はがきを受け取ったらどうしたら良い?

特に何かをしなければならないと言う事はございませんが、電話やメールでご連絡する、あるいはお供え花などをお送りしそこにメッセージをお付けすることも広く行われております。

・日にちが経過しているのにお花を送っても大丈夫?

喪中はがきで初めて知人や友人がお亡くなりになっていたのを知った方は、日にちが経っているのにお供え花を送っても良いのかと言う疑問がございます。
これに関しましては、結論から申せば問題はございません。
例えばその年の1月にお亡くなりになった場合には、10ヵ月近く経っておりますが、お亡くなりになって1年以内は広い範囲での喪中であり、お供え花を飾っても問題はございません。
ですので、喪中はがきが届いて初めて個人の個人がお亡くなりになったことを知った場合でも、お供えのお花をお送りするのが良いでしょう。

(2)喪中はがきに対するお供え花の種類や相場

お供え花の使用されるお花には様々なものがありますが、喪中はがきのご返礼としてお供え花をお贈りする場合には時期的に冬のお花をメインにしたものになります。
定番の菊、カーネーション、バラなどに加え、かすみ草などのお花でアレンジしたものをお送りいたします。
相場に関しては、半数以上のお客様が5000円から7000円の商品を選択されております。


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・お供え花に使われる代表的なお花

白いスプレー菊 菊(マム): 日本の伝統的な弔いの花で、「忠誠」「勇気」「貞節」を表します。
カラーが豊富で、故人の性格や生涯を彩るように選ぶこともできます。
当社ではスプレーマムを様々なカラーに染めた商品もご用意して、好評をいただいております。

白いバラ バラ: 友情を表す花で、「愛」「情熱」「美」を意味します。お供え花の場合日本では、白いバラを主に使用いたします。

白いユリ ユリ: 哀れみを表す花で、「純潔」「清らか」「希望」を意味します。通夜会場や追悼行事にも使用されますが、一般家庭で猫ちゃんのいる家に送ることは推奨いたしません。

白いカーネーション カーネーション: 愛情を表す花で、「持続」「信頼」を意味します。カーネーションは色のほかにも、染め花のラベンダーやブルーなどおしゃれな色合いのものをご用意しております。

・お供え花の相場や予算

当社では、喪中はがきの返礼としてご購入いただいた方およそ1000人分の方の購買傾向を分析いたしました。
その結果、以下のような予算でご購入されておりました。

お供え花相場グラフ

4000円~5000円 10%
5000円~7000円 60%
7000円~10000円 25%
10000円以上 5%

これを見ると、「5000円~7000円」の価格帯のものが一番多くご注文されており、次は「7000円~10000円」という結果になりました。
ご購入の際にどうぞご参考になさってください。

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(3)喪中はがきに対するお供え花を贈る際の注意点

お供えのイメージ画像
「いつお供え花を送るのが適切か」と「タブーや失礼になるか」が、送る際の疑問として多いのではないでしょうか。
用途によっては少しばかり異なりますが、タブーやマナーに関する心配は必要ありません。
お花は贈り主の気持ちを表すものであり、送り方に関して失礼やマナー違反は原則ないと言えます。
しかし、注意すべき点もいくつかありますので、用途別に注意事項を記載します。

・お供え花を贈るタイミング

「既に時間が経ってしまっているので、喪中はがきにお花を送っていいのかわからない」という疑問をよく受けます。
仏式の場合、通常49日間は喪中期間とされていますので、その時期には遅すぎるということはありません。
年賀状辞退の葉書で初めて逝去を知った場合は数ヶ月が経過していますが、その場合でもメッセージカードに葉書にて逝去を知ったことを記した文言を付けて送ることができます。
喪中はがきは通常11月末から12月初に届きますので、年末のお正月にお迎えするためのお供え花として12月28日~30日頃に送ることが好ましいです。

・お供え花を贈る際に気を付けることやタブー

猫ちゃんがいる家に送るお花に関して、1つ注意する点があります。ユリ科の花(例えば百合やチューリップ)は送らないようにしてください。
最近の研究で、猫がユリ科の植物の花びらを食べた場合に腎臓に悪影響がある可能性が報告されています。
猫は腎臓が弱い生き物であり、その解決に向けた研究も進んでいますが、現時点ではユリ科の花を送らない方が良いです。
白い菊だけだった昔のお供え花の世界も時代が進み変わっています。
多くのお客様から「色の付いた花もお供え花に使っていいのか?」といった質問がありますが、色の付いた花や洋花を使う制限はないので、問題ないです。
ただ、多くの人が集まる場合、仏教でいう「四十九日」までは誤解を避けるため、白系の花を贈ることをお勧めします。


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(4)メッセージカードの書き方やテンプレート

メッセージカードや立て札は、お供え花の場合お付けにならない方が全体の半分以上ですので、付けなければならないという事はございません。
ただ、相手のご家族と交流がなく、どのような関係かを故人のご家族がよく知らない場合や、故人にメッセージとして伝えたい場合には、お付けしたほうがよいでしょう。
ここでは、メッセージカードの記入方法や立て札の例やテンプレートをご用意しておりますので、ご参考になさってください。

・メッセージカードの記入方法、テンプレート

メッセージカードの記入に関しては、特に決まり事やタブーなどはございませんので、哀悼の気持ちが伝わるような文言であれば問題ございません。
故人のご家族と交流が全くない場合には、メッセージカード内に「昔、〇〇でお世話になった~」や、「〇年前に同じ会社の同僚の~」など、関係性が分かるようにしておくのがよいでしょう。
以下、喪中はがきのお供え花よく使用される文言のテンプレート集です。
どうぞご参考になさってください。

・○○様の訃報に接し、心からお悔やみを申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。

・喪中葉書で知り、ただ茫然としました。大変お世話になり、感謝で一杯です。お供え頂ければ幸いです。どうぞ御身体ご自愛なさってください。

・喪中のお知らせで○○様のご逝去を知りとても驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。

・知らせの葉書を受け取って驚きました。まだまだ悲しみは薄れないと思いますが、体調を崩さないようにお過ごし下さい。心ばかりですが、お供えください。

・□□家の皆さまへ このたびはお母様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆さまの優しさに包まれて、心安らかに眠られていることでしょう。
○○様のご冥福お祈りしております。
   

・メッセージと立て札

立て札とは、花を供える際に花と一緒に立てられるカードのことです。
この立て札には、花を供える人の名前が記載されています。主にお葬式や法事などで使われます。

メッセージがその名の通りメッセージを入れるのに対し、立て札はメッセージは入れずに、贈り主様のお名前を入れます。

お供え花立て札縦書きのイメージ お供え花立て札縦書きの例

お供え花横書きのイメージ お供え花立て札ヨコ書きの例

縦でも横でも、どちらでもかまいません。
当社の場合ですと、お花の大きさやバランスを考慮し、柔軟に対応しております。

まとめ

喪中はがきに対するお供え花はのマナーや贈る時期について解説してまいりました。
最近では、色の付いたお花や、菊の入っていないお花もお供え花としてよく使用されるようになり、時代の移り変わりを感じます。
ただ、時代が変わっても変わることのないのは故人を偲ぶ心であり、心を伝えるツールとしてお供え花がお役に立てれば、当社としても大変嬉しく思います。
このブログは新しい情報などがあれば随時更新していきますので、また機会がありましたら是非ご覧ください。
これを読んでくださった皆様も、ぜひご感想やご意見等いただければ幸いでございます。
皆さまが送るお供え花が、故人や大切な方々の痛みを癒すことができるように、私たちも心を込めて制作いたします。
この文章を読んでいただき、ありがとうございました。