最終更新日:2026年07月09日

四十九日のお花を贈る際のマナー|送るタイミング・予算・メッセージ例文を解説

四十九日のお花を贈る際に悩みやすいのが、いつ送ればよいのか、どのような花を選べば失礼にならないのか、予算はいくらくらいがよいのかといった点です。

四十九日は、故人が亡くなってから迎える大切な節目であり、ご遺族にとっても気持ちの区切りとなる大事な法要です。そのため、お花を贈る場合には、色合い・到着日・送り先・立て札やメッセージカードの書き方など、いくつか確認しておきたいマナーがあります。

このページでは、四十九日にお花を贈る方に向けて、基本マナー、贈るタイミング、予算の目安、花の選び方、メッセージ例文、よくある質問まで分かりやすく解説します。

白色のお供え花

(1)四十九日にお花を贈る際の基本マナー

四十九日にお花を贈る際は、どんな花を贈るかだけでなく、いつ届くようにするか、どこへ送るか、先方が受け取れるかを確認しておくことが大切です。

四十九日は、故人が亡くなってから迎える大切な節目の法要です。ご遺族にとっても慌ただしい時期になるため、お花を贈る場合には、相手の負担にならないように配慮することが基本のマナーになります。

四十九日のお花は、白を基調にした落ち着いた雰囲気のお花がよく選ばれます。特に四十九日までは、まだ忌明け前という考え方もあるため、派手な色合いよりも、白を中心に淡い紫・淡いブルー・淡いピンクなどを少し添えたお花が無難です。

一方で、必ず白一色でなければならないという決まりではありません。故人が好きだった色や、ご遺族の雰囲気に合うやさしい色合いであれば、少し色が入ったお花を選んでも問題ない場合が多くあります。ただし、迷った場合には白基調のお花を選んでおくと安心です。

また、案内状やご遺族から「供物辞退」「御供物はご遠慮ください」と伝えられている場合は、基本的にお花も控えた方がよいです。良かれと思って贈ったお花でも、先方の意向と違ってしまうと、かえって気を遣わせてしまうことがあります。

どうしても弔意を伝えたい場合には、無理にお花を送るのではなく、後日お手紙やメッセージでお悔やみの気持ちを伝える方法もあります。

四十九日のお花で特に大切なのは、法要日・送り先・受け取り日時の確認です。自宅へ送るのか、お寺へ送るのか、会食会場へ送るのかによって、受け取りできる時間や置き場所が変わります。

お花は生花ですので、再配達や長時間の不在は避けたいところです。サプライズで送るよりも、事前に受け取り可能な日時を確認してから手配する方が、ご遺族にとっても安心です。

四十九日にお花を贈る際は、まず次の3点を確認しておくと安心です。

・四十九日までは白基調のお花を基本にする
・供物辞退の場合は無理に贈らない
・法要日、送り先、受け取り日時を事前に確認する

この3つを押さえておけば、四十九日のお花を贈る際の基本的なマナーとしては十分です。

四十九日のお花は白基調が基本

四十九日のお花は、白を基調にしたお供え花が基本です。

亡くなってから四十九日までは、まだ忌明け前と考えられるため、明るく華やかすぎる色合いよりも、白を中心にした落ち着いた雰囲気のお花がよく選ばれます。

ただし、現在では白一色にこだわりすぎず、淡い紫や淡いブルー、淡いピンクなどを少し加えたやさしい色合いのお花も多く選ばれています。ご遺族の雰囲気や故人のイメージに合う場合には、控えめな色を入れても失礼にはなりません。

迷った場合には、白を中心にしたフラワーアレンジメントや白系の胡蝶蘭を選ぶと安心です。

供物辞退の場合は無理に贈らない

四十九日法要の案内状などに「供物辞退」「御供物はご遠慮ください」と書かれている場合は、お花も控えるのが基本です。

供物辞退には、ご遺族が返礼の負担を減らしたい、法要を身内だけで静かに行いたい、会場の都合で供物を置けないなど、さまざまな理由があります。

このような場合にお花を贈ってしまうと、ご遺族に気を遣わせてしまうことがあります。弔意を伝えたい気持ちは大切ですが、先方の意向を尊重することも大切なマナーです。

お花を贈ってよいか迷う場合は、無理に手配せず、親族の方や法要を主催する方に確認してから判断すると安心です。

法要日・送り先・受け取り日時を確認する

四十九日のお花を贈る際は、法要日・送り先・受け取り日時を必ず確認しておきましょう。

四十九日法要は、自宅で行う場合もあれば、お寺や会館、食事会場で行う場合もあります。送り先によって、お花を受け取れる時間や飾る場所が異なるため、事前確認が大切です。

特に自宅へ送る場合は、ご遺族が外出している時間帯を避け、確実に受け取れる日時を指定するのがおすすめです。お寺や会食会場へ送る場合は、事前に生花の受け取りが可能か、何時から受け取れるかを確認しておくと安心です。

四十九日のお花は、気持ちを届けるためのものです。相手に負担をかけず、きちんと受け取って飾ってもらえるように手配することが、何より大切なマナーです。

グリーンと白色のお供え花

(2)四十九日のお花はいつ送る?タイミングと送り先

四十九日のお花は、法要がある場合には前日までに届くように手配するのが基本です。

四十九日法要の当日は、ご遺族が法要の準備や参列者への対応で慌ただしくなります。当日にお花が届くと、受け取りや開封、飾る場所の確保などの手間が増えてしまうことがあります。

また、宅配便でお花を送る場合、天候や交通事情によって配送が遅れる可能性もあります。法要当日の午前中指定にしてしまうと、万が一遅れた場合に法要に間に合わないこともあるため、基本的には前日到着で手配する方が安心です。

生花は、前日に届いたからといって急に傷むものではありません。むしろ前日に届いていれば、ご遺族が落ち着いて飾る場所を決めることができ、法要当日にもきれいな状態でお供えできます。

四十九日のお花を送る際は、いつ送るかと同じくらいどこへ送るかも大切です。自宅、お寺、会食会場など、法要の場所によって受け取り方法や注意点が変わります。

法要がある場合は前日到着が基本

四十九日法要が行われる場合、お花は法要の前日に届くように手配するのが基本です。

当日は、ご遺族が朝から準備をしたり、お寺や会場へ移動したりすることがあります。そのため、当日午前中にお花を送ると、在宅していなかったり、受け取りに手間がかかったりする場合があります。

特に宅配便で送る場合は、再配達になると法要に間に合わない可能性があります。四十九日のお花は、法要当日に届けるよりも、前日に余裕を持って届ける方が、ご遺族にも配送面でも安心です。

ただし、会場によっては前日の受け取りができない場合もあります。お寺や会食会場、法要会館などへ送る場合は、必ず事前に「生花の受け取りが可能か」「何時から受け取れるか」を確認しておきましょう。

自宅・お寺・会食会場に送る場合の注意点

四十九日のお花の送り先は、法要がどこで行われるかによって変わります。多いのは、自宅・お寺・会食会場の3つです。

自宅へ送る場合は、ご遺族が確実に受け取れる日時を確認してから手配するのがおすすめです。法要前日は準備で外出していることもあるため、サプライズで送るよりも、事前に在宅時間を確認しておくと安心です。

お寺へ送る場合は、お寺が生花を受け取ってくれるかどうかを確認する必要があります。お寺によっては、宅配便の受け取り時間が限られていたり、法要当日しか受け取れなかったりする場合があります。送り状には「〇月〇日 四十九日法要 △△家 御供花」など、誰の法要のお花か分かるように記載しておくと親切です。

会食会場や料亭、レストランに送る場合も、事前確認が必要です。会場によっては、生花の持ち込みや事前受け取りができない場合があります。受け取り可能な場合は、送り状に「〇月〇日 △△家 四十九日法要 会食用」などと記載しておくと、会場側も分かりやすくなります。

送り先別の確認ポイント

・自宅に送る場合
法要前日到着が基本です。ご遺族の在宅時間を確認してから手配すると安心です。

・お寺に送る場合
生花の受け取り可否と、受け取り可能な時間を事前に確認しましょう。

・会食会場に送る場合
持ち込みや事前受け取りが可能か確認し、送り状に法要名を記載しておくと親切です。

・送り先が分からない場合
無理に送らず、ご遺族や親族に確認してから手配しましょう。

四十九日を過ぎてから知った場合の対応

訃報を後で知ったり、四十九日法要が終わってからお花を贈りたいと思う場合もあります。

四十九日を過ぎてしまったからといって、お花を贈ってはいけないわけではありません。訃報を後で知った場合や、法要に間に合わなかった場合でも、お悔やみの気持ちを伝えるためにお花を贈ることはできます。

ただし、その場合は「四十九日法要に合わせたお花」というよりも、「後日のお悔やみ花」「ご仏前へのお供え花」として贈るのが自然です。

メッセージカードには、事情を簡潔に添えると丁寧です。

ご逝去を後日知り、心よりお悔やみ申し上げます。
遅ればせながら、心ばかりのお花をお送りいたしました。
ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

四十九日を過ぎてから贈る場合は、白一色にこだわりすぎず、白を基調に淡い色を添えたお花や、故人の好きだった色を少し取り入れたお花でもよいでしょう。

大切なのは、法要の日付に間に合ったかどうかだけではなく、ご遺族に負担をかけず、故人を偲ぶ気持ちを丁寧に届けることです。

白色のお供え花

(3)四十九日のお花の色・種類・選び方

四十九日のお花を選ぶ際は、色合い・花の種類・飾りやすさの3点を意識すると選びやすくなります。

四十九日までは、一般的に白を基調にしたお花がよく選ばれます。白い花は、故人を偲ぶ気持ちやご遺族へのお悔やみの気持ちを落ち着いた印象で伝えやすく、四十九日法要のお供え花としても安心して選びやすい色合いです。

ただし、必ず白一色でなければならないというわけではありません。白を中心に、淡い紫・淡いブルー・淡いピンクなどを少し加えると、やさしく上品な雰囲気になります。故人が明るい色を好んでいた場合や、ご遺族が堅苦しすぎない雰囲気を望まれる場合には、控えめな色を入れたお花も選ばれています。

お花の種類としては、フラワーアレンジメントと胡蝶蘭がよく選ばれます。どちらが正解ということではなく、贈る相手との関係性、飾る場所、予算、法要の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

フラワーアレンジメントが選ばれやすい理由

四十九日のお花では、フラワーアレンジメントがよく選ばれます。

フラワーアレンジメントは、かごや器に吸水スポンジを入れ、そこに生花を挿して仕立てたお花です。届いたらそのまま飾ることができ、花瓶を用意する必要がないため、ご遺族の負担が少ない点が大きなメリットです。

四十九日法要の前後は、ご遺族が準備や来客対応で忙しくなることも多いため、すぐに飾れるお花は受け取る側にとっても扱いやすい贈り物になります。

また、フラワーアレンジメントはサイズや価格帯の幅が広く、自宅の仏壇まわり、床の間、法要後の会食スペースなど、飾る場所に合わせて選びやすいのも特徴です。

友人・知人・ご近所の方・親族など、一般家庭へ四十九日のお花を贈る場合には、まずフラワーアレンジメントを検討するとよいでしょう。

胡蝶蘭を贈ってもよいケース

四十九日のお供えに胡蝶蘭を贈ることもあります。

胡蝶蘭は、花持ちがよく、見た目にも品があり、格式のあるお供え花として選ばれることがあります。特に、親族一同で贈る場合、会社関係・法人関係で贈る場合、故人やご遺族との関係が深く、きちんとした印象のお花を贈りたい場合には、胡蝶蘭も選択肢になります。

胡蝶蘭は切り花のアレンジメントよりも長く飾れるため、四十九日法要の後もしばらくご自宅でお供えしていただける点も魅力です。白い胡蝶蘭であれば、四十九日のお供えとしても落ち着いた印象になりやすく、弔事の場にもなじみます。

胡蝶蘭が向いているケース

・親族一同で、きちんとしたお供え花を贈りたい場合
・会社関係、法人関係として失礼のないお花を贈りたい場合
・四十九日法要の後もしばらく飾れるお花を選びたい場合
・白を基調にした、落ち着きと格式のあるお花を贈りたい場合

ただし、胡蝶蘭はサイズが大きく、価格もフラワーアレンジメントより高めになることが多いです。一般的な3本立ちの胡蝶蘭は高さがあるため、送り先の置き場所に余裕があるかを考えて選ぶ必要があります。

自宅の仏壇まわりが小さい場合や、マンションなどで置き場所が限られる場合には、フラワーアレンジメントの方が飾りやすいこともあります。反対に、広いご自宅や法要会場、会社関係での御供花としては、胡蝶蘭がふさわしい場合もあります。

胡蝶蘭を贈る場合は、白系を基本にし、派手な色のものは避けると安心です。

お供えの胡蝶蘭はこちら

猫のいるご家庭に贈る場合の注意点

四十九日のお花を贈る際、送り先に猫がいる場合は、花材にも注意が必要です。

特に、ユリやチューリップなどは猫にとって危険とされているため、猫を飼っているご家庭へ贈る場合は避けた方が安心です。ユリの花びらや葉、花粉などを猫が口にしてしまうと、体調に大きな影響が出る可能性があります。

四十九日のお花では、白いユリを使ったアレンジメントもありますが、猫のいるご家庭の場合には、ユリを使わないお花を選ぶのがおすすめです。

猫がいるかどうか分からない場合でも、ペットを飼っている可能性があるご家庭へ送る場合には、注文時に「ユリを避けたい」「ペットのいる家庭に贈る」と伝えておくと安心です。

また、届いたお花はペットが触れない場所に飾ってもらう必要があります。メッセージカードや事前連絡で、「ペットの届かない場所にお飾りください」と一言添えておくのも親切です。

四十九日のお花を選ぶ際は、見た目の美しさだけでなく、受け取るご家庭の環境にも配慮すると、より安心して贈ることができます。

ラベンダーカラーのお供え花

(4)四十九日のお花代・予算の相場

四十九日のお花代は、贈る相手との関係性や、法要の規模、個人で贈るのか連名で贈るのかによって変わります。

一般的には、四十九日に贈るフラワーアレンジメントであれば5,000円〜10,000円前後が選ばれやすい価格帯です。友人・知人・ご近所の方へ贈る場合は5,000円〜8,000円程度、親族や特にお世話になった方へ贈る場合は8,000円〜15,000円程度を目安にすると選びやすいでしょう。

会社関係や法人として贈る場合、または親族一同・友人一同など連名で贈る場合には、10,000円〜20,000円以上のお花が選ばれることもあります。格式を重視する場合には、白系の胡蝶蘭を選ぶケースもあり、その場合は20,000円前後からがひとつの目安になります。

ただし、四十九日のお花は金額が高ければ高いほどよいというものではありません。あまりに大きなお花や高額なお花は、飾る場所に困ったり、ご遺族に返礼の気遣いをさせてしまったりすることもあります。

大切なのは、相手との関係性に合った無理のない予算で、故人を偲ぶ気持ちが伝わるお花を選ぶことです。

関係性別の予算目安

四十九日のお花代は、贈る相手との関係性で考えると分かりやすくなります。

贈る相手・立場 予算の目安 選び方のポイント
友人・知人・ご近所の方 5,000円〜8,000円程度 大きすぎず、ご自宅に飾りやすいフラワーアレンジメントがおすすめです。
親族・特に親しい方 8,000円〜15,000円程度 少し大きめのアレンジメントや、落ち着いた雰囲気のお花が選ばれやすいです。
親族一同・友人一同など連名 10,000円〜20,000円程度 連名の場合は、ある程度見栄えのするお花や白系の胡蝶蘭も選択肢になります。
会社関係・法人 10,000円〜20,000円以上 法人名で贈る場合は、立て札を付け、きちんとした印象のお花を選ぶと安心です。
胡蝶蘭を贈る場合 20,000円前後〜 格式を重視したい場合に向いています。置き場所に余裕があるかも確認しましょう。

友人や知人、ご近所の方へ個人で贈る場合は、5,000円〜8,000円程度のフラワーアレンジメントが選ばれやすいです。大きすぎず、ご自宅にも飾りやすいサイズ感のお花であれば、ご遺族にも負担をかけにくくなります。

親族や、故人・ご遺族と親しい関係にある場合は、8,000円〜15,000円程度を目安にするとよいでしょう。兄弟姉妹、叔父叔母、いとこなど、関係性が近い場合には、少し大きめのアレンジメントや、落ち着いた雰囲気の胡蝶蘭を検討することもあります。

会社関係や取引先、法人として四十九日のお花を贈る場合には、10,000円〜20,000円以上になることもあります。法人名で贈る場合は、見た目の印象や立て札の見え方も大切になるため、ある程度ボリュームのあるお花や胡蝶蘭が選ばれることがあります。

予算で迷った場合には、無理に高額なお花を選ぶよりも、相手が受け取りやすく飾りやすい価格帯を選ぶことが大切です。

高すぎるお花に注意した方がよいケース

四十九日のお花は、気持ちを伝えるためのものですが、相手に気を遣わせないことも大切です。

特に、個人でご自宅へ贈る場合に、あまりに大きなお花や高額なお花を送ると、飾る場所に困ったり、「お返しをしなければ」とご遺族に負担を感じさせてしまう場合があります。

また、マンションや小さな仏間、仏壇まわりが限られているご家庭では、大きすぎるお花よりも、コンパクトで飾りやすいフラワーアレンジメントの方が喜ばれることもあります。

親しい間柄であっても、ご遺族が静かに法要を行いたいと考えている場合や、供物を控えめにしている場合には、華美すぎるお花は避けた方が安心です。

四十九日のお花では、豪華さだけでなく、落ち着いた色合い・飾りやすいサイズ・相手に負担をかけない予算のバランスを考えることが大切です。

連名・法人で贈る場合の考え方

四十九日のお花を、親族一同・友人一同・会社一同など連名で贈る場合は、個人で贈る場合より少し予算を上げてもよいでしょう。

連名で贈る場合は、1人あたりの負担を抑えながら、ある程度見栄えのするお花を用意できるため、10,000円〜20,000円程度のフラワーアレンジメントや、白系の胡蝶蘭が選ばれることもあります。

法人として贈る場合は、送り主名が分かりやすいように立て札を付けるケースが多くなります。会社名・代表者名・部署名などを正確に記載し、弔意がきちんと伝わるように整えることが大切です。

ただし、法人や連名であっても、送り先が一般家庭の場合は大きさに注意が必要です。胡蝶蘭や大きなアレンジメントを贈る場合には、置き場所に余裕があるかを考えて選ぶと安心です。

四十九日のお花代は、相場だけで決めるのではなく、誰から誰へ贈るのか、どこに飾るのか、相手が負担に感じないかを考えて決めると、失礼のないお供え花になります。


白色のお供え花

(5)立て札・メッセージカードの書き方と例文

四十九日のお花を贈る際に悩みやすいのが、立て札を付けるべきか、メッセージカードに何を書けばよいかという点です。

結論からいうと、四十九日のお花に立て札やメッセージカードは必ず付けなければならないものではありません。贈り主の名前を分かりやすく伝えたい場合は立て札、気持ちやお悔やみの言葉を添えたい場合はメッセージカードを選ぶとよいでしょう。

個人でご自宅へお花を贈る場合は、メッセージカードを添える方が自然なこともあります。一方で、親族一同・友人一同・会社名義などで贈る場合は、誰からのお花か分かりやすいように立て札を付けるケースが多くなります。

どちらを選ぶ場合でも、大切なのは、長く書きすぎず、失礼のない落ち着いた言葉でまとめることです。

立て札とメッセージカードの違い

立て札は、お花の贈り主が誰なのかを分かりやすく示すためのものです。

四十九日のお花では、「御供」「供」「四十九日御供」などの表書きと、贈り主の名前を記載するのが一般的です。法人で贈る場合は会社名や代表者名、部署名を入れることもあります。親族や友人でまとめて贈る場合は、「親族一同」「友人一同」などと記載すると分かりやすくなります。

四十九日のお花の立て札
Flowers-Doの立て札は、横約18.5cm、高さ約10cmの札用の紙に、横書きで記入しています。お花の上に立てる形でお付けするため、届いたお花をそのまま飾ったときに、贈り主様のお名前や「御供」の文字が分かりやすく見えるようになっています。

メッセージカードは、贈り主の気持ちやお悔やみの言葉を文章で添えるためのものです。ご遺族に向けて、故人を偲ぶ気持ちや、法要に参列できないお詫び、心ばかりのお花を送ったことなどを短く書くとよいでしょう。

メッセージカードは、あまり長文にする必要はありません。四十九日のお花に添える場合は、2〜4文程度の落ち着いた文章にすると読みやすく、受け取る側にも負担になりにくいです。

四十九日のお花に使える表書き

四十九日のお花の立て札では、「御供」が最も使いやすい表書きです。

「御供」は、お供えのお花全般に使いやすく、四十九日法要でも自然に使えます。迷った場合は「御供」を選んでおくとよいでしょう。

「供」も同じ意味で使えますが、少し簡略な印象になります。法人名義や親族一同で贈る場合には、「御供」の方が丁寧に見えます。

「四十九日御供」と入れることもできます。法要の内容を明確にしたい場合や、四十九日法要に合わせて贈ることを分かりやすくしたい場合に向いています。

一方で、立て札には長いメッセージや句読点の多い文章はあまり向きません。立て札は、あくまで表書きと贈り主名を示すものとして考えるとよいです。

表書きの例

御供
供
四十九日御供
〇〇様 御供
故 〇〇様 四十九日御供

贈り主名の例

山田 太郎
山田家 一同
親族一同
友人一同
株式会社〇〇
株式会社〇〇 代表取締役 〇〇〇〇
株式会社〇〇 営業部一同

メッセージカードの例文

四十九日のお花に添えるメッセージカードは、短くても問題ありません。

無理に難しい言葉を使う必要はなく、「四十九日にあたり」「心よりご冥福をお祈り申し上げます」「ご仏前にお供えください」などの言葉を使うと、落ち着いた印象になります。

個人で贈る場合の例文

四十九日にあたり、心ばかりのお花を送らせていただきました。
ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

四十九日を迎えられるにあたり、改めてお悔やみ申し上げます。
ささやかではございますが、お花をお送りいたしました。
ご家族の皆様のお気持ちが少しでも安らぎますようお祈りしております。

このたびは四十九日を迎えられるにあたり、心よりお悔やみ申し上げます。
在りし日のお姿を偲び、心ばかりのお花をお送りいたしました。
ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

法要に参列できない場合の例文

四十九日法要に伺うことができず、申し訳ございません。
心ばかりではございますが、お花を送らせていただきました。
ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

本来であれば四十九日法要に伺いお参りすべきところ、都合により叶わず申し訳ございません。
ささやかではございますが、お花をお送りいたしました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

会社関係・法人で贈る場合の例文

四十九日にあたり、社員一同より心ばかりのお花をお送りいたしました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

故人様の四十九日に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
生前のご厚情に深く感謝し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

訃報を後で知った場合の例文

ご逝去を後日知り、心よりお悔やみ申し上げます。
遅ればせながら、心ばかりのお花をお送りいたしました。
ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

このたびはご逝去を後日知り、大変驚いております。
遅くなりましたが、謹んでお悔やみ申し上げます。
心ばかりのお花をお送りいたしましたので、ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

メッセージカードでは、忌み言葉や不自然に大げさな表現を無理に避けようとするよりも、短く丁寧に気持ちを伝えることが大切です。

故人との思い出を少し入れたい場合でも、長くなりすぎないようにし、ご遺族が読んで負担にならない文章にまとめるとよいでしょう。

白色のお供え花

(6)四十九日のお花でよくある質問

四十九日のお花について、よくある質問をまとめました。

四十九日は故人を偲ぶ大切な節目ですが、地域やご家庭によって考え方が異なることもあります。迷った場合は、無理に自己判断せず、ご遺族や法要を主催される方に確認するのが安心です。

Q1. 四十九日のお花は白だけでないといけませんか?

四十九日までは、白を基調にしたお花が基本です。

ただし、必ず白一色でなければならないという決まりではありません。白を中心に、淡い紫・淡いブルー・淡いピンクなどを少し添えたお花であれば、落ち着いた雰囲気を保ちながら、やさしい印象になります。

迷った場合は白基調を選ぶと安心ですが、故人が好きだった色や、ご遺族の雰囲気に合う控えめな色を少し入れる程度であれば、失礼にあたらないケースが多いです。

Q2. 四十九日に胡蝶蘭を贈っても大丈夫ですか?

四十九日のお供えに胡蝶蘭を贈っても問題ありません。

白い胡蝶蘭は、落ち着きがあり、花持ちもよいため、四十九日法要のお供え花として選ばれることがあります。特に、親族一同で贈る場合、会社関係・法人関係で贈る場合、格式を重視したい場合には向いています。

ただし、胡蝶蘭はサイズが大きく、価格も高めになるため、一般家庭へ贈る場合は置き場所に注意が必要です。仏壇まわりやお部屋に十分なスペースがあるかを考えて選ぶと安心です。

お供えの胡蝶蘭はこちら

Q3. 供物辞退と書かれていた場合はどうすればよいですか?

案内状などに「供物辞退」「御供物はご遠慮ください」と書かれている場合は、お花も控えるのが基本です。

ご遺族が供物を辞退される理由には、返礼の負担を減らしたい、法要を身内だけで静かに行いたい、会場の都合で供物を置けないなど、さまざまな事情があります。

弔意を伝えたい気持ちは大切ですが、先方の意向を尊重することもマナーです。どうしても気持ちを伝えたい場合は、後日お手紙やメッセージでお悔やみを伝える方法もあります。

Q4. 四十九日法要に参列できない場合、お花だけ送ってもよいですか?

四十九日法要に参列できない場合でも、お花を送ることでお悔やみの気持ちを伝えることができます。

その場合は、法要の前日に届くように手配し、メッセージカードに「法要に伺えず申し訳ございません」「心ばかりのお花をお送りいたしました」などの言葉を添えると丁寧です。

ただし、供物辞退の案内がある場合や、ご遺族が身内だけで静かに法要を行いたい場合もあります。迷う場合は、事前に確認してから手配すると安心です。

Q5. 四十九日のお花はいつまでに送ればよいですか?

四十九日法要がある場合は、法要の前日到着が基本です。

法要当日はご遺族が準備や移動で慌ただしくなるため、当日午前中に届くようにするよりも、前日に届くようにした方が安心です。前日に届けば、飾る場所を決める時間もあり、配送遅延があった場合にも対応しやすくなります。

法要日が分からない場合は、無理に送らず、ご遺族や親族に確認してから手配しましょう。

Q6. 四十九日を過ぎてからお花を贈っても大丈夫ですか?

四十九日を過ぎてからでも、お花を贈ることはできます。

訃報を後で知った場合や、法要に間に合わなかった場合は、「四十九日法要のお花」というよりも、「後日のお悔やみ花」「ご仏前へのお供え花」として贈ると自然です。

メッセージカードには、「ご逝去を後日知り、心よりお悔やみ申し上げます」「遅ればせながら、心ばかりのお花をお送りいたしました」などと添えると丁寧です。

四十九日を過ぎた後であれば、白を基調にしつつ、故人が好きだった色や淡い色を少し取り入れたお花を選んでもよいでしょう。

Q7. お寺に四十九日のお花を直接送ってもよいですか?

お寺に直接送ることもできますが、必ず事前確認が必要です。

お寺によっては、宅配便の受け取り時間が限られていたり、生花の受け取りを行っていなかったりする場合があります。また、法要当日しか受け取れない場合や、置き場所が決まっている場合もあります。

お寺へ送る場合は、「生花の受け取りが可能か」「何時から受け取れるか」「宛名をどのように書けばよいか」を確認してから手配しましょう。送り状には、「〇月〇日 四十九日法要 △△家 御供花」などと記載しておくと分かりやすくなります。

Q8. 四十九日のお花に立て札は必要ですか?

立て札は必須ではありません。

個人でご自宅へ贈る場合は、立て札ではなくメッセージカードを添える方が自然なこともあります。反対に、親族一同・友人一同・会社名義などで贈る場合は、誰からのお花か分かりやすいように立て札を付けることが多いです。

迷った場合は、個人で贈るならメッセージカード、連名や法人で贈るなら立て札を選ぶと分かりやすいでしょう。

Q9. 四十九日のお花にバラを入れても失礼ですか?

バラを入れたからといって、必ず失礼になるわけではありません。

「トゲのある花は避ける」と言われることもありますが、現在では過度に気にしないケースもあります。実際には、バラを使ったお供え花も多くあります。

ただし、四十九日までは白基調の落ち着いた雰囲気が基本です。赤いバラなど華やかすぎる色合いは避け、白や淡い色のバラを控えめに使う程度であれば、上品なお供え花になります。

Q10. 猫がいる家に四十九日のお花を送る場合、注意することはありますか?

猫がいるご家庭へ四十九日のお花を贈る場合は、ユリやチューリップを避けるのがおすすめです。

ユリの花びら・葉・花粉などを猫が口にしてしまうと、体調に大きな影響が出る可能性があります。猫を飼っていることが分かっている場合は、注文時に「ユリを使わないでください」「猫のいる家庭に贈ります」と伝えておくと安心です。

また、メッセージカードや事前連絡で、「ペットの届かない場所にお飾りください」と一言添えておくと、より親切です。

まとめ

四十九日にお花を贈る際は、故人を偲ぶ気持ちと、ご遺族への配慮の両方を大切にすることが重要です。

四十九日は、故人が亡くなってから迎える大切な節目の法要です。お花を贈ること自体は問題ありませんが、色合い・到着日・送り先・受け取り日時・立て札やメッセージカードの内容などを確認しておくと、より安心して手配できます。

四十九日までは、白を基調にした落ち着いたお花が基本です。ただし、必ず白一色でなければならないわけではなく、白を中心に淡い紫・淡いブルー・淡いピンクなどを少し添えたお花も選ばれています。迷った場合は、白基調のフラワーアレンジメントや白系の胡蝶蘭を選ぶと安心です。

お花を送るタイミングは、法要の前日到着が基本です。法要当日はご遺族が準備や移動で慌ただしくなることが多いため、当日午前中ではなく、前日に余裕を持って届くように手配するとよいでしょう。自宅・お寺・会食会場など、送り先によって受け取り条件が異なるため、事前確認も大切です。

予算は、個人で贈る場合は5,000円〜10,000円前後、親族や連名、法人で贈る場合は10,000円〜20,000円以上が目安になります。格式を重視する場合には胡蝶蘭も選択肢になりますが、置き場所に余裕があるかも考えて選びましょう。

立て札やメッセージカードは必須ではありません。個人で贈る場合はメッセージカード、連名や法人名義で贈る場合は立て札を選ぶと分かりやすくなります。メッセージは長文にする必要はなく、「四十九日にあたり、心ばかりのお花をお送りいたしました」など、短く丁寧な言葉で十分です。

また、「供物辞退」と案内されている場合は、基本的にお花も控えた方がよいです。弔意を伝えたい気持ちは大切ですが、ご遺族の意向を尊重することも大切なマナーです。

四十九日のお花で迷ったときは、相場や形式だけで判断するのではなく、相手が受け取りやすいか、飾る場所に困らないか、故人を偲ぶ気持ちが自然に伝わるかを基準に選ぶとよいでしょう。

四十九日のお供え花を実際にお探しの方は、四十九日向けのお花をまとめたページもご覧ください。

四十九日のお供え花はこちら

大切な節目に、失礼のない形でお悔やみの気持ちを届けるための参考になれば幸いです。


最終更新日:2026年08月26日

 訃報を後で知った場合 どうする?後日のお花代・供物・お悔やみ花の贈り方やマナー

友人や知人、お世話になった方の訃報を後で知った場合、「今からお悔やみを伝えても失礼にならないのか」「お花や供物を贈ってもよいのか」「後日のお花代はどうすればよいのか」と迷われる方は少なくありません。

結論から申し上げると、訃報を後で知った場合でも、お悔やみの気持ちを伝えることは失礼ではありません。むしろ、後からでも故人を偲び、ご遺族へ心を寄せることは大切な弔意の表し方です。

ただし、葬儀がすでに終わっている場合、家族葬で行われた場合、喪中はがきで初めて訃報を知った場合など、状況によって適した対応は変わります。また、供物辞退の案内がある場合には、お花やお供え物を控えた方がよいケースもあります。

このページでは、訃報を後で知った場合にまず何をすればよいのか、後日のお花代や供物の考え方、お供え花を贈るタイミング、メッセージカードの書き方まで、迷いやすいポイントを分かりやすく解説します。

後日のお悔やみにお花を贈りたい方へ

訃報を後で知った場合は、急いで大きなお花を贈るよりも、ご遺族の負担になりにくい 落ち着いたお供え花を選ぶと安心です。

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色や予算で選びたい方は、 お供え花一覧 もご覧ください。

【この記事のポイント】
・マナーよりも「悲しみに寄り添う気持ち」が大切
相手への思いやりを第一に考えて選ぶことで、その気持ちは自然と伝わります。
・お花や贈り物は直後に急いで贈らなくて大丈夫
すぐに贈らなければいけない決まりはありません。相手が受け取りやすいタイミングを確認することが大切です。
・この記事で解説していること
「まず何をすべきか」「お花はいつ渡すか」「手紙やメッセージカードに何を書くか」など、迷いやすい疑問にわかりやすくお答えします。

-目次-

(1)訃報を後で知った場合、まず何をすればいい?
→後で知ってもお悔やみを伝えて大丈夫?
→喪中はがき・SNS・人づてで知った場合の対応
→家族葬や供物辞退の場合に注意すること

(2)後日のお悔やみで、お花・供物・お花代はどうする?
→後日のお花代・御花料・御供の考え方
→供物を贈ってよいケース・控えた方がよいケース
→お花を贈る場合はアレンジメントと胡蝶蘭のどちらがよい?

(3)友人・知人・近所・会社関係など関係性別の対応について
→親しい友人の訃報を後で知った場合
→知人・近所の方の訃報を後で知った場合
→会社関係・取引先の訃報を後で知った場合

(4)後日お花を贈る場合の選び方・タイミング・送り先
→葬儀後はどこへお花を送る?
→四十九日前後で選ぶお花の色は変わる?
→お供え花を送る前に確認しておきたいこと

(5)メッセージカード・手紙の書き方と例文
→後で知った場合のメッセージの書き方
→ご遺族が自分を知らない場合の伝え方
→そのまま使えるお悔やみメッセージ例文

(6)訃報を後で知った場合のよくある質問
→葬儀後にお花を贈っても大丈夫ですか?
→後日お花代を渡す場合の表書きは?
→供物辞退と書かれていた場合はどうしますか?
→お悔やみに胡蝶蘭を贈っても大丈夫ですか?

まとめ
ラベンダーカラーのお供え花

(1)訃報を後で知った場合、まず何をすればいい?

【この章のポイント】
・後で知ってもお悔やみを伝えて大丈夫
遅れてしまったことを気にしすぎる必要はありません。ご遺族の負担にならないよう、電話よりも手紙やお供え花などで静かに気持ちを伝えましょう。
・状況や送り先を事前に必ず確認する
SNSや人づてで知った場合は情報が正確か確認が必要です。サプライズは避け、確実に受け取れる住所や日時を確認してから手配しましょう。
・家族葬や供物辞退の意向は最優先で尊重
「辞退」の案内がある場合はお花や供物は控え、手紙だけで気持ちを伝えます。贈る場合も関係性に応じた適切なサイズを選びましょう。
友人や知人、お世話になった方の訃報を後で知った場合、まず大切なのは「遅れてしまったことを必要以上に気にしすぎない」ことです。

最近では、家族葬や親族だけで葬儀を行うケースも増えており、葬儀後しばらくしてから喪中はがきや人づて、SNSなどで訃報を知ることも珍しくありません。
後で知ったからといって、お悔やみの気持ちを伝えること自体が失礼になるわけではありません。

ただし、すぐにお花や供物を送ればよいというわけではなく、まずは状況を落ち着いて確認することが大切です。
特に、葬儀がすでに終わっているのか、家族葬だったのか、供物辞退の案内があるのかによって、適した対応は変わります。

後で知ってもお悔やみを伝えて大丈夫?


訃報を後で知った場合でも、お悔やみを伝えることは問題ありません。

「今さら連絡したら迷惑ではないか」「葬儀に参列できなかったことを責められないか」と心配される方もいらっしゃいますが、訃報を知らされていなかった場合や、喪中はがきで初めて知った場合には、後日お悔やみを伝えるのは自然なことです。

この場合は、電話で急に連絡するよりも、手紙やメッセージカード、お供えのお花などで、静かに気持ちを伝える方法が向いています。
ご遺族は葬儀後の手続きや気持ちの整理で落ち着かない時期にあることも多いため、相手の負担にならない形を選ぶことが大切です。

特に、故人と親しかったもののご遺族とは面識が少ない場合には、メッセージの中で「故人との関係」を一言添えると、受け取る側にも伝わりやすくなります。

たとえば、「学生時代に大変お世話になった○○と申します」「以前、同じ職場でご一緒しておりました○○です」といった一文を入れると、ご遺族も誰からのお悔やみなのか分かりやすくなります。

喪中はがき・SNS・人づてで知った場合の対応


訃報を後で知るきっかけとして多いのが、喪中はがきです。

喪中はがきで初めて訃報を知った場合には、年賀状を控えるだけでなく、必要に応じてお悔やみの手紙やお花を贈ることがあります。
特に、生前お世話になった方や、親しい友人・知人だった場合には、後日でもお悔やみの気持ちを伝えると丁寧です。

一方、SNSや人づてで訃報を知った場合には、すぐに自宅へお花や供物を送るのではなく、まずは情報が正確かどうか、受け取り先が分かるかどうかを確認しましょう。

SNS上の投稿だけでは、葬儀の形式やご遺族の意向までは分からないこともあります。
また、故人の住所に送ればよいと思っても、すでに誰も住んでいない場合や、ご遺族が別の場所に住んでいる場合もあります。

お花を贈る際には、可能であればご遺族や共通の知人に、受け取り可能な住所と日時を確認してから手配するのが安心です。

後日のお悔やみでは、サプライズ性よりも「確実に受け取っていただけること」「ご遺族の負担にならないこと」を優先しましょう。

家族葬や供物辞退の場合に注意すること


訃報を後で知った場合に、特に注意したいのが家族葬や供物辞退のケースです。

家族葬は、近しい親族だけで静かに見送りたいというご遺族の意向で行われることが多くあります。
そのため、葬儀後に訃報を知ったからといって、すぐに香典や供物、お花を送るのが必ずしも正解とは限りません。

喪中はがきや訃報の連絡に「香典・供花・供物は辞退いたします」といった文言がある場合には、その意向を尊重し、お花や供物は控えるのが基本です。

その場合は、手紙やメッセージでお悔やみの気持ちを伝えるだけでも失礼にはあたりません。

供物辞退の記載がない場合でも、相手との関係性が遠い場合や、ご遺族の状況が分からない場合には、いきなり大きなお花や高額な供物を送るよりも、控えめなお供え花やメッセージカードを添えた形の方が受け取っていただきやすいことがあります。

反対に、会社関係や目上の方、生前大変お世話になった方への後日のお悔やみでは、きちんとした印象のあるお供え花やお供えの胡蝶蘭が選ばれることもあります。
ただし、その場合も受け取り場所や在宅日時を確認してから手配することが大切です。

訃報を後で知ったときは、慌てて行動するよりも、まず供物辞退の有無、送り先、受け取り可能な日時、ご遺族との関係性を確認し、そのうえでお悔やみの伝え方を選ぶと安心です。

ラベンダーと白色のお供え花 お供えの立て札が付いている

(2)後日のお悔やみで、お花・供物・お花代はどうする?

【この章のポイント】
・後日の現金より手紙とお花が気を遣わせない
日数が経ってから現金を贈るよりも、お悔やみの手紙を添えたお花の方が、ご遺族にお返しの気遣いをさせにくくおすすめです。
・供物辞退がなければ手間のないお供え花が最適
辞退の案内がある場合は品物を控え手紙だけにします。贈る場合は、管理が必要な食品よりも、そのまま飾れるアレンジメントが重宝されます。
・友人ならアレンジメント、法人なら胡蝶蘭がおすすめ
友人・知人には予算を抑えて飾りやすいフラワーアレンジメント、会社関係や格式を重視したい場面では胡蝶蘭を選ぶのがおすすめです。
訃報を後で知った場合に迷いやすいのが、「今から香典を送るべきなのか」「お花代として現金を渡すべきなのか」「お花や供物を贈ってもよいのか」という点です。

葬儀に参列する場合であれば香典を持参する流れが一般的ですが、葬儀後しばらく経ってから訃報を知った場合は、相手との関係性やご遺族の意向に合わせて考える必要があります。

特に、喪中はがきや訃報連絡に「香典・供花・供物は辞退いたします」と書かれている場合には、その意向を尊重することが大切です。
反対に、供物辞退の記載がなく、生前お世話になった方へ何か気持ちを届けたい場合には、お花やお供え物、手紙などで弔意を伝える方法があります。

後日のお花代・御花料・御供の考え方


訃報を後で知った場合、葬儀から日数が経っていると「香典」という形で現金を送ってよいのか迷う方も多いです。

一般的には、葬儀や通夜に参列する際に持参するものを香典と考える方が多いため、後日お金を包む場合には、「御花料」「お花代」「御供」などの表書きが使われることがあります。

ただし、表書きや金額の考え方は地域や宗教、親族間の慣習によって異なります。
そのため、親戚や会社関係などで現金を送る場合には、可能であれば近い関係の方に確認してから用意すると安心です。

一方で、友人・知人・昔お世話になった方などの場合には、後日あらためて現金を送るよりも、お悔やみの手紙やメッセージカードを添えたお花の方が、相手に気を遣わせにくいケースもあります。

後日のお花代をどうするか迷った場合は、「現金を送ることが相手の負担にならないか」「お返しの気遣いをさせてしまわないか」も考えて判断するとよいでしょう。

供物を贈ってよいケース・控えた方がよいケース


訃報を後で知った場合でも、供物を贈ること自体が失礼になるわけではありません。

ただし、供物はご遺族の意向や受け取り状況によって、喜ばれる場合と負担になる場合があります。
まず確認したいのは、供物辞退の案内があるかどうかです。

「香典・供花・供物はご辞退申し上げます」といった記載がある場合には、お花や線香、果物、お菓子なども含めて、送らないのが基本です。
その場合は、手紙やメッセージでお悔やみの気持ちを伝えるだけでも十分です。

供物辞退の記載がない場合には、関係性に応じてお花・線香・お菓子・果物などを贈ることがあります。
ただし、食品は好みや日持ち、受け取り後の管理が必要になるため、相手の状況が分からない場合には注意が必要です。

その点、お供え花は、故人を偲ぶ気持ちを目に見える形で届けやすく、後日のお悔やみでも選ばれやすい供物のひとつです。
特にフラワーアレンジメントは、花瓶を用意する必要がなく、そのまま飾れるため、ご遺族の負担を抑えやすいという利点があります。

一方で、大きすぎるお花や高額すぎる供物は、受け取る側に気を遣わせてしまうこともあります。
友人・知人への後日のお悔やみであれば、まずは飾りやすい大きさのお供え花を選ぶとよいでしょう。

お花を贈る場合はアレンジメントと胡蝶蘭のどちらがよい?


後日のお悔やみにお花を贈る場合、主な選択肢はフラワーアレンジメントと胡蝶蘭です。

後日のお悔やみに贈るお供えフラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、かごや器に吸水スポンジを入れて花を活けたもので、届いてすぐに飾れるのが大きな特徴です。
ご自宅へのお届けや、友人・知人への後日のお悔やみには、フラワーアレンジメントが選びやすいです。

予算は5,000円から10,000円くらいが選ばれやすく、あまり大げさにしたくない場合でも贈りやすい価格帯です。
四十九日前であれば白を基調にしたお花、四十九日を過ぎている場合には、淡い色や故人が好きだった色を入れたお花も選択肢になります。

後日のお悔やみに贈るお供え花はこちら

後日のお悔やみに贈るお供えの胡蝶蘭
一方、胡蝶蘭は花持ちがよく、落ち着いた印象と格式のある雰囲気を持つお花です。
会社関係、取引先、目上の方、生前大変お世話になった方への後日のお悔やみなど、きちんとした印象を大切にしたい場面に向いています。

ただし、胡蝶蘭はフラワーアレンジメントより大きく、飾る場所が必要になります。
そのため、ご自宅へ送る場合には、受け取り場所や置き場所に無理がないかを確認できると安心です。

迷った場合には、友人・知人への後日のお悔やみはフラワーアレンジメント、法人関係や格式を重視したい場面では胡蝶蘭を検討すると選びやすくなります。

後日のお悔やみに贈るお供えの胡蝶蘭はこちら

いずれの場合も、後日のお悔やみでは「高価なものを贈ること」よりも、「ご遺族の負担にならず、故人を偲ぶ気持ちが伝わること」が大切です。

グリーンと白色のお供え花

(3)友人・知人・近所・会社関係など関係別の対応について

【この章のポイント】
・友人や知人は関係性に応じて手紙やお花で伝える
ご遺族と面識が少ない場合は突然の訪問を避け、故人との関係を書き添えた手紙やお供え花を贈るのが自然です。
・近所や親戚は地域の慣習や周囲への確認を優先
自己判断で手配せず、近所の方や近い親族、共通の知人にあらかじめ確認してから動くと安心です。
・会社関係は個人か会社名義かを確認して手配
社内で相談の上、格式のある胡蝶蘭などを贈る際は、受け取り場所や在宅日時を事前に確認することが大切です。
訃報を後で知った場合の対応は、故人との関係性によって少しずつ変わります。

親しい友人だったのか、昔お世話になった知人なのか、近所の方なのか、会社関係の方なのかによって、連絡の仕方やお花・供物の選び方も変わってきます。

大切なのは、「何かしなければ失礼」と考えすぎることではなく、故人との関係性とご遺族の負担を考えながら、無理のない形で弔意を伝えることです。
後日のお悔やみでは、急な訪問や大げさな供物よりも、手紙・メッセージカード・お供え花など、相手が受け取りやすい方法が向いていることが多くあります。

関係性別に見る、後日のお悔やみの対応目安


訃報を後で知った場合、まずは自分と故人・ご遺族との関係を整理してみましょう。

親しい間柄であれば、直接ご遺族へ連絡してお悔やみを伝えることもあります。
一方で、ご遺族と面識が少ない場合や、何年も連絡を取っていなかった場合には、突然電話をしたり訪問したりするよりも、手紙やお花で静かに気持ちを伝える方がよいこともあります。

以下は、関係性ごとの対応目安です。

関係性 対応の目安
親しい友人 ご遺族に連絡できる関係であれば、まずはお悔やみを伝え、受け取りの負担にならないか確認したうえで、お花や供物を贈ると丁寧です。故人との思い出を一言添えたメッセージカードも向いています。
昔の友人・知人 いきなり訪問するよりも、手紙やメッセージカードを添えたお供え花が自然です。ご遺族が自分を知らない可能性がある場合は、故人との関係を短く書き添えましょう。
近所の方 地域の付き合い方によって対応が変わります。近所付き合いがあった場合には、控えめなお供え花やお悔やみの手紙が向いています。地域の慣習がある場合は、近所の方や自治会などに確認すると安心です。
会社関係・取引先 個人名で贈るのか、会社名義で贈るのかをまず確認します。会社関係では、フラワーアレンジメントだけでなく、格式のあるお供え胡蝶蘭が選ばれることもあります。ただし、先方の会社やご自宅に送る場合は、受け取り先と日時を確認することが大切です。
親戚・親族 親族間では地域や家ごとの慣習があるため、自己判断だけでお花代や供物を送るよりも、近い親族に確認するのが安心です。すでに香典返しや法要の準備が進んでいる場合もあります。
SNSで訃報を知った場合 SNSの投稿だけでは、ご遺族の意向や受け取り先が分からないことがあります。すぐにお花を送るのではなく、共通の知人などを通じて、送ってよいか、どこへ送ればよいかを確認してから手配しましょう。

親しい友人の訃報を後で知った場合


親しい友人の訃報を後で知った場合は、驚きや後悔の気持ちが大きく、「なぜ知らせてもらえなかったのか」と感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、最近では家族葬や身内だけの葬儀を選ぶご家庭も多く、親しかった友人であっても、葬儀後に訃報を知ることは珍しくありません。
まずは、ご遺族の事情を責めるのではなく、静かにお悔やみの気持ちを伝えることを大切にしましょう。

ご遺族と連絡が取れる場合には、まずメッセージや手紙でお悔やみを伝え、「お花をお送りしてもよろしいでしょうか」と一言確認できると丁寧です。

直接訪問したい場合でも、突然伺うのは避けた方が無難です。
葬儀後は手続きや片付けで忙しい時期でもあり、ご遺族がまだ気持ちの整理をされている途中の場合もあります。
訪問を希望する場合は、必ず事前に都合を確認しましょう。

親しい友人への後日のお悔やみでは、故人が好きだった色や雰囲気を取り入れたお供え花を選ぶこともあります。
ただし、四十九日前であれば白を基調にした落ち着いたお花が無難です。四十九日を過ぎている場合には、淡い色や故人らしい色を入れたお花も選びやすくなります。

知人・近所の方の訃報を後で知った場合


知人や近所の方の訃報を後で知った場合は、関係性の深さによって対応を考えます。

たとえば、以前お世話になった方、よく挨拶を交わしていた方、地域の行事で関わりがあった方などであれば、後日お悔やみの気持ちを伝えることは自然です。

ただし、ご遺族と面識が少ない場合には、突然電話をしたり訪問したりすると、相手が戸惑ってしまうこともあります。
そのような場合は、短い手紙やメッセージカードを添えた控えめなお供え花が向いています。

近所の方の場合は、地域によって香典やお供えの慣習があることもあります。
自治会や近所付き合いの中で決まりがある場合もあるため、迷う場合は周囲の方に確認してから動くと安心です。

また、故人のご自宅に誰も住んでいない場合や、ご遺族が別の地域に住んでいる場合もあります。
お花を送る場合は、住所だけでなく、受け取り可能な日時も確認しておきましょう。

会社関係・取引先の訃報を後で知った場合


会社関係や取引先の方の訃報を後で知った場合は、個人として対応するのか、会社として対応するのかを先に確認します。

特に、取引先の代表者、役員、担当者、ご家族の訃報などは、会社名義でお悔やみを伝えるケースもあります。
個人判断でお花や供物を送る前に、社内の担当者や上司に確認しておくと安心です。

会社関係の場合は、フラワーアレンジメントのほかに、白い胡蝶蘭が選ばれることもあります。
胡蝶蘭は花持ちがよく、落ち着いた印象があり、格式を大切にしたい後日のお悔やみにも向いています。

ただし、胡蝶蘭はサイズが大きく、飾る場所が必要です。
会社宛てに送るのか、ご自宅宛てに送るのか、また受け取りが可能かどうかを確認してから手配しましょう。

会社名義で贈る場合の立て札には、基本的に贈り主名を記載します。
個人的な気持ちを伝えたい場合は、立て札よりもメッセージカードの方が向いています。

会社関係の後日のお悔やみでは、派手さよりも、失礼がなく、きちんとした印象で届くことが大切です。
迷った場合は、白を基調にしたお供え花やお供え胡蝶蘭を選ぶと安心です。

ブルーのお供え花

(4)後日お花を贈る場合の選び方・タイミング・送り先

【この章のポイント】
・送り先住所と在宅日時を事前に確認する
故人の自宅とご遺族の現在の住まいが異なる場合があるため、生花が傷まないよう確実に受け取れる住所と日時を確認しましょう。
・焦らず手配し、法要に贈るなら前日着が基本
知ってすぐ急ぐ必要はありません。四十九日などの法要日程が分かっている場合は、当日の遺族の負担を避けるため前日着で手配します。
・時期に応じた色選びとペットへの配慮
四十九日までは白基調が無難ですが、過ぎていれば淡い色も選べます。猫がいるご家庭へ贈る場合はユリやチューリップを避けましょう。
訃報を後で知り、お悔やみのお花を贈りたいと思った場合に大切なのは、「どんなお花を選ぶか」だけではありません。

後日のお悔やみでは、すでに葬儀が終わっていることが多いため、葬儀場ではなく、ご自宅やご遺族が受け取れる場所へ送るのが基本です。
また、故人が住んでいた住所にそのまま送ると、すでに誰も住んでいない場合や、ご遺族が別の場所で暮らしている場合もあります。

そのため、お花を手配する前に、送り先、受け取り可能な日時、供物辞退の有無を確認しておくことが大切です。
後日のお悔やみでは、サプライズで突然届けるよりも、ご遺族が無理なく受け取れる形で届ける方が、結果的に丁寧な対応になります。

葬儀後はどこへお花を送る?


訃報を後で知った場合、葬儀がすでに終わっていることが多いため、基本的には葬儀場ではなく、ご自宅へお花を送ります。

ただし、「故人の自宅」と「ご遺族が現在受け取れる住所」が同じとは限りません。
故人が一人暮らしだった場合や、施設・病院に入られていた場合、ご遺族が別の地域に住んでいる場合には、故人の住所に送っても受け取れないことがあります。

お花は生花ですので、不在や住所違いがあると再配達になり、花の鮮度にも影響します。
できれば、ご遺族や共通の知人に確認し、受け取り可能な住所と日時を確認してから手配しましょう。

また、法要やお別れの会が後日予定されている場合には、自宅ではなく、お寺・会館・会食会場などへ送ることもあります。
その場合は、会場側が生花の受け取りに対応しているか、何時から受け取り可能かを事前に確認する必要があります。

特にお寺や会館へ送る場合には、宛名を「○○家様」や施主様のお名前にし、法要名や故人名が分かるようにしておくと、受け取り時の混乱を防ぎやすくなります。

お花を贈るタイミングはいつがよい?


後日のお悔やみのお花は、「知ったらすぐに送らなければいけない」というものではありません。

喪中はがきで訃報を知った場合や、人づてに後日知った場合には、まず落ち着いて送り先や受け取り日時を確認し、そのうえで手配すれば問題ありません。
数日遅れたからといって失礼になるわけではなく、確実に受け取っていただけることを優先しましょう。

特に、四十九日や一周忌など法要の日程が分かっている場合には、法要当日ではなく前日到着を基本にします。
当日はご遺族が準備や移動で慌ただしく、宅配便の受け取りが負担になることもあります。前日に届けば、法要当日に余裕を持って飾ることができます。

一方、特に法要の日程が決まっていない場合には、ご遺族の在宅日時に合わせて送るのが安心です。
午前中や夜間など、受け取りやすい時間帯を確認しておくと、再配達を防ぎやすくなります。

後日のお悔やみでは、「早く送ること」よりも、「相手の負担にならず、きれいな状態で届くこと」を優先しましょう。

四十九日前後で選ぶお花の色は変わる?


お悔やみのお花の色は、亡くなられてからどのくらい時間が経っているかによって考えると選びやすくなります。

一般的には、四十九日までは白を基調にしたお花が無難です。
白い花を中心に、淡いグリーンや薄い紫、淡いブルーなどを少し加えた落ち着いた雰囲気のお花であれば、幅広い場面で贈りやすいです。

四十九日を過ぎている場合には、白だけにこだわらず、淡いピンクやラベンダー、故人が好きだった色を入れたお花も選ばれます。
喪中はがきで訃報を知った場合には、亡くなられてから数か月経っていることも多いため、やわらかい色のお供え花を選んでも問題ないケースが多いです。

迷った場合は、白を基調にして淡い色を少し入れたお花を選ぶと安心です。
派手すぎず、寂しすぎず、後日のお悔やみにも使いやすい雰囲気になります。

また、猫を飼っているご家庭へお花を贈る場合には、ユリやチューリップを避ける配慮が必要です。
故人やご遺族のご家庭にペットがいることが分かっている場合には、花材にも注意して選びましょう。

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お供え花を送る前に確認しておきたいこと


後日のお悔やみにお花を贈る前には、いくつか確認しておくと安心です。

まず確認したいのは、供物辞退の有無です。
喪中はがきや訃報連絡に「香典・供花・供物は辞退いたします」と書かれている場合には、お花も控えるのが基本です。
その場合は、手紙やメッセージだけで弔意を伝えても失礼にはあたりません。

次に、送り先の住所と受け取り可能な日時を確認します。
生花は再配達や長時間の置き配に向いていないため、相手が受け取れる日を選ぶことが大切です。
特に夏場や寒さの厳しい時期は、できるだけスムーズに受け取っていただける日時を指定しましょう。

また、お花の大きさにも注意が必要です。
ご自宅へ送る場合には、置き場所に困らないサイズのフラワーアレンジメントが選びやすいです。
会社関係や目上の方など、格式を重視したい場面では胡蝶蘭も選択肢になりますが、胡蝶蘭は大きさがあるため、受け取り場所に余裕があるか確認できると安心です。

後日のお悔やみでは、お花の豪華さだけでなく、ご遺族が受け取りやすく、無理なく飾れることが大切です。
迷った場合は、白を基調にした落ち着いたお供え花や、きちんとした印象のお供え胡蝶蘭を選ぶとよいでしょう。

お供え花の立札を付けたフラワーアレンジメント

(5)メッセージカード・手紙の書き方と例文

【この章のポイント】
・遅れたお詫びは控えめに、簡潔に伝える
訃報を知ったきっかけとお悔やみを簡潔に書きましょう。「遅ればせながら」等の表現を使い、必要以上にお詫びしすぎて遺族に気を遣わせない配慮が大切です。
・面識のない遺族には故人との関係を書き添える
誰からの贈り物か一目で分かるよう、「以前同じ職場でご一緒しておりました」など簡単な説明を添えることで、遺族に安心して受け取ってもらえます。
・個人的な贈り物ならメッセージカードが最適
会社関係は形式的な立て札が向きますが、個人的な弔意は「このたびご逝去を知りました」などの気持ちを直接書き添えられるメッセージカードが向いています。
訃報を後で知った場合、お花や供物を贈るかどうかと同じくらい迷いやすいのが、メッセージカードや手紙の書き方です。

「今さら知ったことをどう書けばよいのか」「遅くなったことを謝った方がよいのか」「ご遺族が自分のことを知らない場合はどう伝えればよいのか」など、言葉選びに悩まれる方は多くいらっしゃいます。

後日のお悔やみでは、長い文章を書く必要はありません。
大切なのは、故人を偲ぶ気持ちと、ご遺族へのお悔やみの気持ちが静かに伝わることです。

特にお花に添えるメッセージカードの場合は、短くても失礼にはあたりません。
むしろ、読みやすく、相手の負担にならない文章の方が向いています。

後で知った場合のメッセージの書き方


訃報を後で知った場合のメッセージでは、まず「訃報を知ったきっかけ」と「お悔やみの気持ち」を簡潔に書くと自然です。

たとえば、喪中はがきで知った場合には、「喪中はがきを拝受し、○○様のご逝去を知りました」と書くと丁寧です。
人づてに知った場合には、「このたび○○様のご逝去を伺い、驚いております」といった表現が使いやすいです。

ここで注意したいのは、遅くなったことを必要以上に謝りすぎないことです。

「知らずに申し訳ございませんでした」「ご葬儀に伺えず大変失礼いたしました」といった気持ちになることもありますが、あまりお詫びが強くなりすぎると、ご遺族に気を遣わせてしまうことがあります。

後で知った場合には、「遅ればせながら」、「このたびご逝去を知り」といった表現を使い、静かにお悔やみの気持ちを伝えるとよいでしょう。

また、お花を贈る場合には、「心ばかりのお花をお送りいたしました」、「ご仏前にお供えいただけましたら幸いです」といった一文を添えると、何のためのお花かが分かりやすくなります。

ご遺族が自分を知らない場合の伝え方


故人とは親しかったものの、ご遺族とは面識が少ない場合や、まったく面識がない場合もあります。

その場合は、メッセージの中に、故人との関係を短く入れると親切です。
ご遺族にとって、誰から届いたお花なのか、故人とどのような関係だったのかが分かることで、安心して受け取っていただきやすくなります。

たとえば、「学生時代に○○様にお世話になりました」、「以前、同じ職場でご一緒しておりました」、「趣味の会で親しくさせていただいておりました」など、簡単な説明で十分です。

ただし、故人との思い出を長く書きすぎる必要はありません。
ご遺族が読むことを考え、故人への感謝やご冥福を祈る言葉を中心にまとめるとよいでしょう。

また、あまりに個人的な内容や、ご遺族が知らない話を詳しく書くのは避けた方が無難です。
後日のお悔やみのメッセージでは、故人との関係性を伝えつつも、落ち着いた表現を心がけましょう。

立て札とメッセージカードはどちらがよい?


後日のお悔やみでお花を贈る場合、基本的には立て札よりもメッセージカードの方が向いています。

立て札は、お花に贈り主名を分かりやすく表示するための札です。
法要や会社関係、複数人名義でのお供え花などでは使われることがありますが、個人的なお悔やみの気持ちを伝えるには、少し形式的に見える場合もあります。

一方、メッセージカードは、お花に添えて気持ちを伝えるためのものです。
訃報を後で知った場合には、「このたびご逝去を知りました」、「心ばかりのお花をお送りいたします」といった言葉を添えられるため、後日のお悔やみに向いています。

フラワーズ・ドゥでは、立て札は横約18.5cm、高さ約10cmの札用の紙に横書きで記入し、お花の上に立てる形でお付けしています。
メッセージカードは、はがきサイズのカードを二つ折りにして、お花と一緒にお入れします。中身が外から見えにくいため、個人的なお悔やみの言葉を添えたい場合にも使いやすい形式です。

会社名義や法人名義で贈る場合は立て札、個人的な弔意を伝えたい場合はメッセージカード、という形で考えると選びやすくなります。

そのまま使えるお悔やみメッセージ例文


ここでは、訃報を後で知った場合にそのまま使いやすいメッセージ例文を紹介します。

喪中はがきで訃報を知った場合

喪中はがきを拝受し、○○様のご逝去を知りました。
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
心ばかりのお花をお送りいたしましたので、ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

訃報を人づてに知った場合

このたび○○様のご逝去を伺い、大変驚いております。
遅ればせながら、心よりお悔やみ申し上げます。
在りし日のお姿を偲び、心ばかりのお花をお送りいたしました。

友人の訃報を後で知った場合

このたび○○様のご逝去を知り、突然のことで言葉もございません。
生前に親しくさせていただいた日々を思い返し、寂しさが募っております。
遅ればせながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ご遺族が自分を知らない場合

突然のご連絡にて失礼いたします。
私は、以前○○様と同じ職場でご一緒しておりました□□と申します。
このたびご逝去を知り、生前のご厚情に感謝するとともに、心よりお悔やみ申し上げます。

お花に添える短いメッセージ

遅ればせながら、心よりお悔やみ申し上げます。
在りし日のお姿を偲び、心ばかりのお花をお送りいたしました。
ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。

胡蝶蘭に添える丁寧なメッセージ

このたび○○様のご逝去を知り、謹んでお悔やみ申し上げます。
ご生前のご厚情に深く感謝し、心よりご冥福をお祈りいたします。
心ばかりではございますが、お供えの胡蝶蘭をお送りいたしました。

会社関係・取引先向けのメッセージ

このたびは○○様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。
心ばかりのお花をお送りいたしましたので、ご霊前にお供えいただけましたら幸いです。

供物辞退がある場合の短いお悔やみ

このたび○○様のご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます。
ご遺族のご意向を尊重し、お供えは控えさせていただきますが、在りし日のお姿を偲び、謹んでご冥福をお祈りいたします。

後日のお悔やみでは、完璧な文章を書こうとするよりも、故人への感謝とご遺族への思いやりが伝わることが大切です。
迷った場合は、短く落ち着いた言葉でまとめるとよいでしょう。

メッセージカードを添えて贈るお供え花はこちら

パープルのお供え花

(6)訃報を後で知った場合のよくある質問

訃報を後で知った場合は、葬儀に参列できなかったことや、連絡が遅くなったことを気にされる方が多くいらっしゃいます。

しかし、最近では家族葬や親族だけでの葬儀も増えており、喪中はがきや人づてに後日訃報を知ることは珍しくありません。
大切なのは、後からでも故人を偲び、ご遺族の負担にならない形でお悔やみの気持ちを伝えることです。

ここでは、訃報を後で知った場合によくある質問をまとめました。

Q1. 葬儀後にお花を贈っても大丈夫ですか?

葬儀後にお花を贈っても問題ありません。

訃報を後で知った場合は、すでに通夜や葬儀が終わっていることも多いため、葬儀場ではなく、ご自宅やご遺族が受け取れる場所へお花を送るのが基本です。

ただし、供物辞退の案内がある場合には、お花も控えた方がよいです。
「香典・供花・供物は辞退いたします」と書かれている場合は、ご遺族の意向を尊重し、手紙やメッセージだけでお悔やみを伝えても失礼にはあたりません。

供物辞退がなく、お花を贈りたい場合には、受け取り可能な住所と日時を確認してから手配すると安心です。

Q2. 後日お花代を渡す場合の表書きは?

訃報を後で知り、後日現金を包む場合には、「御花料」「お花代」「御供」などの表書きが使われることがあります。

ただし、表書きは地域や宗教、親族間の慣習によって異なります。
親戚や会社関係など、きちんと確認した方がよい場面では、近い関係の方や社内担当者に確認してから用意すると安心です。

また、後日あらためて現金を送ると、ご遺族にお返しの負担をかけてしまうこともあります。
友人・知人へのお悔やみでは、現金ではなく、お花や手紙で気持ちを伝える方が受け取っていただきやすい場合もあります。

Q3. 訃報を後で知った場合、供物は贈ってもよいですか?

供物辞退の案内がなければ、後日供物を贈ること自体は失礼ではありません。

ただし、供物はご遺族の受け取りや保管の負担になる場合もあります。
食品や果物などは日持ちや好みの問題もあるため、相手の状況が分からない場合には注意が必要です。

その点、お供え花は、故人を偲ぶ気持ちを目に見える形で届けやすく、後日のお悔やみでも選ばれやすい供物のひとつです。
特にフラワーアレンジメントは、花瓶を用意する必要がなく、そのまま飾れるため、ご自宅へのお届けにも向いています。

Q4. 供物辞退と書かれていた場合はどうしますか?

喪中はがきや訃報連絡に「香典・供花・供物は辞退いたします」と書かれている場合には、その意向を尊重し、お花や供物、現金は控えるのが基本です。

この場合、何もしないと失礼というわけではありません。
手紙やメッセージでお悔やみの気持ちを伝えるだけでも十分です。

どうしても気持ちを伝えたい場合には、「ご遺族のご意向を尊重し、お供えは控えさせていただきますが、心よりご冥福をお祈り申し上げます」といった形で、無理に品物を送らず、言葉で弔意を伝えるとよいでしょう。

Q5. 喪中はがきで訃報を知った場合、お花はいつ送ればよいですか?

喪中はがきで訃報を知った場合、はがきが届いてから数日以内から1〜2週間ほどを目安に、お花や手紙を送る方が多いです。

ただし、必ずこの期間内でなければ失礼というわけではありません。
大切なのは、ご遺族が無理なく受け取れるタイミングを選ぶことです。

年末はご家庭も配送も慌ただしくなる時期ですので、受け取り可能な日時を確認してから送ると安心です。
喪中はがきで初めて知った場合には、メッセージカードに「喪中はがきを拝受し、ご逝去を知りました」と一言添えると丁寧です。

Q6. 友人が亡くなったことを後で知った場合、家族に連絡してもよいですか?

親しい友人だった場合は、ご遺族に連絡してお悔やみを伝えても問題ありません。

ただし、葬儀後すぐの時期は、ご遺族が手続きや片付け、気持ちの整理で落ち着かないこともあります。
電話で長く話すよりも、まずは短いメッセージや手紙でお悔やみを伝える方が、相手の負担になりにくいです。

ご遺族と面識が少ない場合は、故人との関係を一言添えましょう。
「学生時代に親しくしておりました」、「以前同じ職場でお世話になりました」などと書くと、受け取る側も分かりやすくなります。

Q7. 後日のお悔やみに胡蝶蘭を贈っても大丈夫ですか?

後日のお悔やみに胡蝶蘭を贈っても問題ありません。

胡蝶蘭は花持ちがよく、落ち着いた印象があり、会社関係・取引先・目上の方・生前大変お世話になった方へのお悔やみにも選ばれるお花です。
白い胡蝶蘭であれば、弔意を表すお花としても使いやすいです。

ただし、胡蝶蘭はフラワーアレンジメントより大きく、置く場所が必要になります。
ご自宅へ送る場合には、受け取り場所や飾る場所に無理がないかを確認できると安心です。

法人名義や会社関係で贈る場合には、立て札を付けることもあります。
個人的な気持ちを伝えたい場合には、メッセージカードを添えるとよいでしょう。

後日のお悔やみに贈るお供え胡蝶蘭はこちら

Q8. お花に添えるメッセージは何と書けばよいですか?

訃報を後で知った場合は、「遅ればせながら、心よりお悔やみ申し上げます」、「このたびご逝去を知り、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」といった表現が使いやすいです。

喪中はがきで知った場合には、「喪中はがきを拝受し、○○様のご逝去を知りました」と書くと自然です。

お花に添えるメッセージは、長文でなくても失礼にはあたりません。
大切なのは、故人を偲ぶ気持ちと、ご遺族へのお悔やみの気持ちが静かに伝わることです。

Q9. 訃報を後で知った場合、直接訪問してもよいですか?

故人やご遺族と親しい関係であれば、後日ご自宅へ伺ってお線香をあげることもあります。

ただし、突然訪問するのは避けましょう。
葬儀後のご遺族は、手続きや片付け、気持ちの整理で落ち着かないこともあります。
訪問したい場合は、必ず事前に連絡し、都合を確認してから伺うのが基本です。

ご遺族と面識が少ない場合や、遠方の場合には、手紙やメッセージカードを添えたお供え花で気持ちを伝える方が向いていることもあります。

Q10. 訃報をかなり後になって知った場合でも、お花を贈ってよいですか?

亡くなられてから数か月、あるいは一年近く経ってから訃報を知ることもあります。
その場合でも、お花を贈ること自体が失礼になるわけではありません。

ただし、時間が経っている場合には、「今さら」という印象にならないよう、メッセージで訃報を知った経緯とお悔やみの気持ちを丁寧に伝えるとよいでしょう。

たとえば、「このたびご逝去を知り、遅ればせながら心よりお悔やみ申し上げます」といった一文を添えると自然です。

時間が経っている場合には、白一色にこだわりすぎず、故人が好きだった色や、やさしい色合いのお供え花を選ぶこともあります。
迷った場合は、白を基調に淡い色を加えた落ち着いたお花を選ぶと安心です。

まとめ

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