最終更新日:2026年07月13日

意外と知られていない?お供え花、お悔やみ花を贈るタブーやマナー【2026年最新】

訃報の連絡を受けたときや、喪中はがきでご逝去を知ったとき、法事や命日にあわせて気持ちを届けたいときなど、お供え花お悔やみ花を贈る場面はさまざまです。

ただ、いざお花を贈ろうと思うと、「いつ届くようにすればいいのか」「どんな花を選べば失礼にならないのか」「避けたほうがよい花はあるのか」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

お供え花は、難しく考えすぎる必要はありません。大切なのは、故人を偲ぶ気持ちと、ご遺族に負担をかけない配慮です。

このページでは、お供え花やお悔やみ花を贈る際に知っておきたい基本マナー、贈るタイミング、花の選び方、注意したいタブーについて、はじめての方にもわかりやすく解説します。

特に、法事や四十九日、喪中はがき後のお供え花は、状況によって適した贈り方が少しずつ異なります。詳しい内容は各専用ページも参考にしながら、まずはこのページでお供え花の基本マナーを確認してみてください。

【この記事のポイント】
・マナーの基本は「偲ぶ気持ち」と「遺族への配慮」
難しく考えすぎる必要はありません。形式的なマナーに縛られるよりも、故人を想う気持ちと、ご遺族に負担をかけない心遣いを最優先しましょう。
・場面ごとの最適なタイミングや花の選び方がわかる
葬儀、法要、四十九日、喪中はがき後など、贈る状況によって少しずつ異なる、適した贈り方や手配の基本を網羅しています。
・避けるべきタブーや最近のトレンドも解説
猫がいる家庭での花材の注意点といった外せないタブーから、白だけでなく淡い色を取り入れる最近の選び方まで詳しく解説します。

-目次-

(1)お供え花・お悔やみ花を贈る前に知っておきたい基本
・仏花とお供え用フラワーアレンジメントの違い
・フラワーアレンジメント、胡蝶蘭、スタンド花の違い
・お供え花は「飾りやすさ」を考えて選ぶ

(2)お供え花を贈るタイミング
・葬儀・お別れの会に贈る場合
・法事・法要・一周忌などに贈る場合
・四十九日や喪中はがき後に贈る場合
・家族葬や供花辞退の場合

(3)お供え花で避けたほうがよいこと・よくある誤解、タブーについて
・猫がいる家庭にはユリやチューリップを避ける
・四十九日前は白基調が無難
・バラはお供え花に使ってもよいのか
・サプライズ配送よりも確実なお届けを優先する

(4)最近のお供え花の選び方
・白だけでなく、淡い色や故人らしい色も選ばれる
・洋花や色花を選ぶときの考え方
・ペットのお供え花を贈るときの注意点

(5)お供え花・お悔やみ花 Q&A
Q1. お悔やみの花を贈るタイミングはいつですか?
Q2. 亡くなった人に花を贈るときのマナーは?
Q3. お悔やみの花の送り方は?
Q4. 家族葬と言われたら花を贈るべきですか?
Q5. お供えに胡蝶蘭は大丈夫ですか?
Q6. お悔やみのお花にバラはダメですか?
Q7. お供え花の一般的な価格帯は?
Q8. お供え花にメッセージカードは必要ですか?
Q9. お供え花は白だけでなければいけませんか?
Q10. ペットのお供え花で注意することはありますか?

まとめ

お供え花のイメージ画像

(1)お供え花・お悔やみ花を贈る前に知っておきたい基本

【この章のポイント】
・贈り物には手間のないフラワーアレンジメントが安心
仏花や墓花は地域差が大きいため、贈り物には花瓶が不要で届いてそのまま置けるフラワーアレンジメントを選ぶと安心です。
・贈る場所や場面に合わせて花の種類を選ぶ
自宅宛てにはフラワーアレンジメント、会社関係や格式を重視する法要には胡蝶蘭、葬儀場にはスタンド花など、場面に応じた使い分けが大切です。
・見た目だけでなく「飾りやすさ」を最優先する
大きすぎるお花は置き場所に困るなど遺族の負担になる場合があります。相手の飾るスペースや関係性を考慮したサイズを選びましょう。

お供え花やお悔やみ花と一口に言っても、実際にはいくつかの種類があります。
大きく分けると、お墓やお仏壇の花瓶に生ける仏花・墓花と、ご自宅や法要会場にそのまま飾れるフラワーアレンジメント胡蝶蘭スタンド花などがあります。

どのお花を選ぶかは、贈る相手との関係性や、お届け先がご自宅なのか、葬儀場なのか、法要会場なのかによって変わります。
ただし、一般的にご自宅へお悔やみの気持ちを届ける場合には、届いたらそのまま飾れるフラワーアレンジメントが選ばれやすいです。

お供え花を贈るときは、「見た目の豪華さ」だけでなく、相手が飾りやすいか受け取り後の手間が少ないかを考えて選ぶことが大切です。

仏花とお供え用フラワーアレンジメントの違い

仏花や墓花は、お墓やお仏壇の花立てに生けるお花です。
地域や宗派、ご家庭によって、花の本数、色合い、使われる花材が異なることも多く、基本的には喪主様やお仏壇のあるご家族が用意されることが多いお花です。

一方で、遠方からお悔やみの気持ちを届けたい場合や、ご自宅へお供え花を贈りたい場合には、花瓶を用意しなくても飾れるフラワーアレンジメントが便利です。
吸水スポンジにお花が挿してあるため、届いた後にそのままお仏壇の横やお部屋に置くことができます。

仏花や墓花は地域差が大きいため、贈り物としてはフラワーアレンジメントなどの置き型のお花を選ぶと安心です。
相手方の花瓶の有無や、お仏壇の花立ての大きさが分からない場合でも、置くタイプのお花であれば比較的飾りやすくなります。

フラワーアレンジメント、胡蝶蘭、スタンド花の違い

お供え花としてよく使われるお花には、フラワーアレンジメント、胡蝶蘭、スタンド花があります。
それぞれ向いている場面や注意点が異なりますので、贈る場所や相手の状況に合わせて選びましょう。

種類 向いている場面 特徴・注意点
フラワーアレンジメント ご自宅へのお悔やみ
四十九日・法事・一周忌
喪中はがき後のお供え
花瓶が不要で、そのまま飾りやすいお花です。
一般家庭へ贈るお供え花として選びやすく、相手の負担も少ない形です。
胡蝶蘭 会社関係のお供え
取引先への弔意
格式を重視する法要
上品で格式のある印象があります。
ただしサイズが大きいため、ご自宅へ贈る場合は置き場所に注意が必要です。
スタンド花 葬儀場
お別れの会
社葬・式典会場
会場向けの大きなお花です。
設置スペースや会場ルールがあるため、必ず事前確認が必要です。

一般的なご自宅へのお供え花であれば、まずはフラワーアレンジメントを検討すると選びやすいです。
実際にお供え用のフラワーアレンジメントを探している方は、お供え花一覧をご確認ください。

胡蝶蘭を検討している方は、お供え胡蝶蘭のページも参考になります。


お供え花は「飾りやすさ」を考えて選ぶ

お供え花を選ぶときは、花の大きさや見た目だけでなく、受け取った方が無理なく飾れるかどうかも大切です。

ご自宅へ贈る場合、大きすぎるお花は置き場所に困ることがあります。特に胡蝶蘭や大きなアレンジメントは、飾るスペースがあるかを考えて選びましょう。

一方で、小さすぎるお花は、法要の席やご親族が集まる場では少し控えめに見えることもあります。贈る相手との関係性や、どのような場面で飾られるのかを考えると、ちょうどよいサイズを選びやすくなります。

お供え花は、「相手がすぐに飾れること」「置き場所に困らないこと」「受け取り後の手間が少ないこと」を意識して選ぶと、失礼になりにくく、気持ちも伝わりやすくなります。

また、法事や四十九日など日付が決まっているお供え花は、当日ではなく前日到着を基本にすると安心です。
詳しい贈るタイミングについては、次の章で解説します。


白色のお供え花

(2)お供え花を贈るタイミングとタブー

【この章のポイント】
・場面に応じた最適な到着タイミングを選ぶ
葬儀や通夜は会場の指定時間に合わせ、法事や四十九日法要では当日の準備負担や配送遅延を防ぐため「前日到着」を基本に手配します。
・サプライズは避け、遺族の意向や状況を最優先する
確実な受け取りのために住所や在宅日時を事前に確認しましょう。また「供花辞退」の案内がある場合は、お花を控えることが遺族への配慮になります。
・後から訃報を知った場合も無理のない時期で問題ない
喪中はがきなどで後日知った場合は、時期が遅れてもお悔やみの気持ちを届けて大丈夫です。受け取りやすい日時を確認し、丁寧なメッセージを添えます。

お供え花やお悔やみ花を贈る際に、特に迷いやすいのが「いつ届くように手配すればよいか」という点です。

お花を贈るタイミングは、葬儀に贈るのか、法事や法要に贈るのか、ご自宅へお悔やみとして贈るのかによって変わります。
ただし、どの場面でも共通して大切なのは、ご遺族や受け取り先に負担をかけないことです。

お供え花は、早く届ければよいというものではありません。相手が確実に受け取れる日時、会場の受け入れルール、法要の準備状況などを考えながら手配することが大切です。

お供え花は、「サプライズ」よりも「確実に受け取ってもらえること」を優先しましょう。
特に宅配でご自宅へ送る場合は、送り先住所・電話番号・在宅日時を事前に確認しておくと安心です。

贈る場面 おすすめの到着タイミング 注意点
葬儀・通夜 葬儀社・式場の指定時間に合わせる 外部からの供花を受け付けているか、必ず事前確認が必要です。
お別れの会 会場の搬入可能時間に合わせる ホテルやレストランでは、スタンド花や生花の持ち込みルールを確認しましょう。
法事・法要 前日到着が基本 当日は準備で慌ただしいため、当日午前中指定は避けると安心です。
一周忌・三回忌など 法要の前日到着がおすすめ お寺や会館へ送る場合は、受取可能時間を確認しましょう。
四十九日 法要の前日到着が基本 四十九日前は白基調のお花が無難です。詳しいマナーは専用ページも参考にしてください。
喪中はがき後 はがき到着後、無理のないタイミング 訃報を後から知った場合は、少し遅れても失礼にはなりません。

葬儀・お別れの会に贈る場合

葬儀や通夜、お別れの会にお花を贈る場合は、まず葬儀社や会場へ確認することが大切です。

葬儀場によっては、外部からの供花を受け付けていない場合があります。また、供花の種類、名札の書き方、搬入時間、スタンド花の設置場所などが決められていることもあります。

通夜がある場合は、通夜の開式前までに届くように手配します。通夜がない一日葬や家族葬の場合は、葬儀社に直接確認し、いつまでに搬入すればよいかを確認してから手配しましょう。

葬儀やお別れの会では、ご遺族や会場の意向が最優先です。
「供花辞退」と案内されている場合は、無理にお花を贈らないようにしましょう。

お別れの会がホテルやレストランで行われる場合も、会場によって生花の持ち込み可否や設置スペースのルールが異なります。
特にスタンド花はサイズが大きいため、会場に確認せずに手配すると、受け取りができない場合があります。

葬儀やお別れの会へお花を贈る場合は、サプライズではなく、必ず喪家・葬儀社・会場と連携しながら手配しましょう。


法事・法要・一周忌などに贈る場合

法事や法要、一周忌、三回忌、七回忌などにお供え花を贈る場合は、前日到着を基本に考えると安心です。

法要当日は、ご遺族が準備や来客対応で慌ただしくなります。当日午前中に届くように手配すると、万が一配送が遅れた場合に法要に間に合わない可能性があります。

生花は1日で急に傷むものではないため、法要の前日に届くようにしておくと、ご遺族の負担も少なく、当日も落ち着いて飾ることができます。

法事・法要のお供え花は、当日午前中ではなく、前日到着を基本にするのがおすすめです。
配送遅延や不在時の再配達を避けるためにも、余裕を持って手配しましょう。

お寺や会館で法要が行われる場合は、受け取りが可能かどうか、何時からお花を受け取れるかを事前に確認してください。
会場によっては、前日搬入ができない場合や、受け取り時間が限られている場合もあります。

一周忌のお供え花を探している方は、一周忌のお供え花のページをご確認ください。
法事全般のお供え花を探している方は、法事・法要のお供え花のページも参考になります。


四十九日や喪中はがき後に贈る場合

四十九日のお供え花や、喪中はがきで訃報を知った場合のお悔やみ花も、フラワーアレンジメントが選ばれやすいです。

四十九日の法要にあわせて贈る場合は、法要の前日到着を基本にします。四十九日前は、白を中心にした落ち着いた色合いのお花が無難です。

ただし、四十九日の詳しいマナーや色の選び方は状況によって異なるため、このページでは概要に留めています。詳しくお花を選びたい方は、四十九日のお供え花のページも参考にしてください。

四十九日前のお供え花は、白基調を基本にすると安心です。
色を入れる場合も、淡いラベンダーや淡いブルーなど、控えめな色合いにすると落ち着いた印象になります。

喪中はがきで訃報を知った場合は、亡くなられてから時間が経っていることも多く、すぐに贈れなかったからといって失礼になるわけではありません。

喪中はがきを受け取ってから、無理のないタイミングでお花を贈っても大丈夫です。メッセージカードには、「喪中はがきでご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます」など、訃報を後から知ったことが伝わる一文を添えると丁寧です。

喪中はがき後に贈るお供え花を探している場合は、喪中はがきのお供え花のページをご確認ください。


家族葬や供花辞退の場合

家族葬の場合は、花を贈る前にご遺族の意向を確認することが大切です。

家族葬だから必ず花を贈ってはいけない、というわけではありません。ただし、「家族だけで静かに見送りたい」というお気持ちから、香典や供花を辞退されている場合があります。

案内状や訃報連絡に「供花・供物は辞退します」と書かれている場合は、無理にお花を贈らない方が無難です。

供花辞退の場合は、ご遺族の意向を尊重することがマナーです。
お花を贈らないことが、かえって相手への配慮になる場合もあります。

花を贈ってよいか迷う場合は、後日落ち着いた頃にお悔やみの手紙を送る、または相手に確認してからお供え花を手配する方法もあります。

お悔やみの気持ちは、お花を贈ることだけで表すものではありません。ご遺族の状況に配慮し、相手の負担にならない形で気持ちを届けることが大切です。


カラフルなお供え花

(3)お供え花で避けたほうがよいこと・よくある誤解、タブーについて

【この章のポイント】
・ペットがいる家庭にはユリ科の植物を避ける
猫にとって大変危険なユリやチューリップ、スズランなどの使用は避けます。相手の飼育環境が分からない場合も、これらを使わないアレンジメントを選ぶと安心です。
・四十九日前は白基調、バラは落ち着いた印象なら使用OK
忌明け前のお供えは白をベースにするのが無難です。バラはタブーと思われがちですがトゲ処理をすれば問題なく、時期や関係性に合わせた色選びが大切です。
・サプライズ配送は避け、確実な在宅日時を優先する
生花の鮮度を保ち遺族への再配達の手間をなくすため、事前に住所や在宅日時を確認します。法要の際などは前日到着を基本に手配しましょう。

お供え花のマナーを調べていると、「この花は避けたほうがよい」「この色は失礼になる」といった情報を見かけることがあります。

もちろん、お供え花には気をつけたいポイントがあります。ただし、すべてを厳格に考えすぎる必要はありません。
大切なのは、ご遺族の気持ちに配慮すること相手の負担にならないこと、そして故人を偲ぶ気持ちが自然に伝わることです。

ここでは、お供え花を贈る際に特に注意したいことと、よくある誤解について整理します。

お供え花のマナーで大切なのは、形式だけにとらわれることではありません。
贈る相手の状況に合っているか、受け取った方が困らないかを考えて選ぶことが大切です。

猫がいる家庭にはユリやチューリップを避ける

猫がいるご家庭へお供え花を贈る場合は、ユリやチューリップを避けるようにしましょう。

ユリ科の植物は、猫にとって危険とされる花材です。花びら、葉、花粉、水などに触れたり口にしたりすることで、体調に影響する可能性があります。

特にペットのお供え花を贈る場合、残された猫ちゃんや他のペットがいるご家庭も少なくありません。相手の家庭に猫がいるか分からない場合でも、ユリやチューリップを使わないアレンジメントを選ぶと安心です。

猫がいるご家庭には、ユリ・チューリップ・スズランなどのユリ科植物を避けることをおすすめします。
ペットのお供え花では、残されたペットの安全にも配慮して花材を選びましょう。

Flowers-Doでは、ペットのお供え花にはユリ科の花を使用しないよう配慮しています。
ペットのお供え花を探している場合は、ペットのお供え花のページをご確認ください。


四十九日前は白基調が無難

四十九日前のお供え花は、白を中心にした落ち着いた色合いが無難です。

白い花を中心に、淡いグリーン、淡いラベンダー、淡いブルーなどを少し加える程度であれば、やさしく落ち着いた印象になります。

四十九日を過ぎた後は、故人が好きだった色や、やわらかいピンク、紫、ブルーなどを取り入れることもあります。一周忌、三回忌、七回忌など、時間が経つにつれて、少し色の入ったお供え花も選ばれやすくなります。

迷った場合は、白基調のお供え花を選ぶと安心です。
特に四十九日前や、ご遺族の考え方が分からない場合には、落ち着いた色合いを選びましょう。

四十九日のお供え花を詳しく選びたい方は、四十九日のお供え花のページも参考になります。
一周忌以降のお供え花を探している方は、一周忌のお供え花や、法事・法要のお供え花のページもご確認ください。


バラはお供え花に使ってもよいのか

「バラはトゲがあるから、お供え花には使ってはいけない」と言われることがあります。

しかし、バラを使ったからといって、必ずマナー違反になるわけではありません。現在では、お供え用のフラワーアレンジメントにバラが使われることもあります。

特に、故人がバラを好きだった場合や、やさしい色合いのバラを少し入れる場合は、思い出を偲ぶお花として自然に受け取られることも多いです。

バラは、お供え花に使っただけで失礼になる花ではありません。
ただし、四十九日前や格式を重視する場面では、白基調や落ち着いた色合いを選ぶ方が安心です。

花店でアレンジメントを制作する際には、バラのトゲを処理して使用することが一般的です。
そのため、「トゲがあるから絶対にだめ」と考える必要はありません。

ただし、真っ赤なバラを大きく使ったり、お祝い花のような派手な雰囲気になったりすると、場面によっては違和感が出ることもあります。
バラを使う場合も、贈る時期や相手との関係性に合わせて、落ち着いた印象にまとめるとよいでしょう。


サプライズ配送よりも確実なお届けを優先する

お供え花やお悔やみ花は、サプライズで贈るよりも、確実に受け取ってもらえることを優先してください。

生花は、受け取りが遅れると花の鮮度に影響します。また、ご遺族が不在の場合、再配達の手間をかけてしまうこともあります。

特に法事や命日、喪中はがき後にご自宅へ送る場合は、送り先の住所、電話番号、在宅日時をできるだけ確認してから手配するのが安心です。

お供え花は、驚かせるための贈り物ではなく、気持ちを丁寧に届けるためのお花です。
相手が受け取りやすい日時に届けることも、大切なマナーのひとつです。

お届け先の電話番号は、できれば携帯番号を確認しておくと配送時の連絡が取りやすくなります。
固定電話だけでは、不在時や配送トラブル時に連絡がつきにくい場合があります。

また、法事や四十九日など日付が決まっているお供え花は、当日ではなく前日到着を基本にすると安心です。
配送遅延や不在による再配達を避けるためにも、余裕を持って手配しましょう。


ラベンダーカラーのお供え花

(4)最近のお供え花の選び方

【この章のポイント】
・時期や状況に合わせて淡い色を取り入れる
四十九日前は白基調が基本ですが、それ以降は淡い紫やピンクなど故人らしい色を少し加えることで、落ち着きと温かみのある印象になります。
・リビングに馴染みやすい洋花のアレンジが人気
カーネーションやトルコギキョウなどの洋花は現代の住宅にも飾りやすく、派手すぎない配色でまとめることでやわらかい雰囲気を表現できます。
・ペットのお供え花は飼い主への寄り添いと安全を配慮
明るくやさしい色合いが選ばれる一方、残されたペット(特に猫)に危険なユリやチューリップを避けるといった安全への配慮が不可欠です。

以前は、お供え花といえば白い菊や白いユリを中心とした、かしこまった印象のお花が一般的でした。

現在でも白基調のお供え花は定番ですが、最近では、故人らしさやご遺族の気持ちに寄り添った、やさしい色合いのお供え花も選ばれるようになっています。

ただし、どのような場面でも自由に選んでよいというわけではありません。贈る時期相手との関係性ご遺族の考え方に合わせて、色や花の雰囲気を調整することが大切です。

最近のお供え花は、白一色だけでなく、淡い色や故人が好きだった色を取り入れることもあります。
ただし、四十九日前は白基調を基本にし、迷った場合は落ち着いた色合いを選ぶと安心です。

白だけでなく、淡い色や故人らしい色も選ばれる

四十九日前は白基調が無難ですが、四十九日を過ぎた後や、一周忌、三回忌、七回忌などの回忌法要では、淡い色を入れたお供え花も選ばれます。

たとえば、淡い紫、ラベンダー、ブルー、ピンク、グリーンなどは、お供え花としても使いやすい色です。白だけでは少し寂しく感じる場合や、故人のやさしい雰囲気を表したい場合に向いています。

故人が好きだった色や、思い出のある色を取り入れることもあります。ただし、赤や濃い色など印象の強い色を使う場合は、相手との関係性や贈る時期を考えて選ぶと安心です。

四十九日を過ぎた後は、淡い色や故人らしい色を取り入れたお供え花も選ばれます。
白を中心にしながら、やさしい色を少し加えると、落ち着きとあたたかさのある印象になります。

おしゃれなお供え花を探している場合は、おしゃれなお供え花のページも参考になります。
また、命日や月命日に贈るお供え花を探している方は、命日・月命日のお供え花のページもご確認ください。


洋花や色花を選ぶときの考え方

お供え花には、菊やユリだけでなく、カーネーション、バラ、トルコキキョウ、ガーベラ、マム、スターチス、カスミソウなど、さまざまな洋花が使われます。

洋花を使ったお供え花は、堅苦しくなりすぎず、やわらかい印象に仕上がります。ご自宅のリビングや洋室にも飾りやすく、近年ではフラワーアレンジメントとして多く選ばれています。

ただし、お供え花である以上、あまりに派手すぎる配色や、お祝い花のように見える雰囲気は避けた方がよい場合もあります。

洋花や色花を選ぶ場合も、白を中心にして、淡い色を少し入れると安心です。
落ち着きのある雰囲気を保ちながら、故人らしさややさしい印象を表現できます。

たとえば、淡いラベンダーやブルーは落ち着いた印象に、淡いピンクはやさしい印象に、グリーンを入れたお花は自然で穏やかな雰囲気になります。

故人が明るい色を好まれていた場合でも、贈る時期やご遺族の気持ちを考えながら、全体の色合いを控えめにまとめると安心です。

法事や法要のお供え花を探している方は、法事・法要のお供え花のページも参考になります。


ペットのお供え花を贈るときの注意点

ペットを家族同然に大切にされている方へ、お供え花を贈る機会も増えています。

ペットのお供え花では、白だけにこだわらず、明るくやさしい色合いのお花が選ばれることもあります。ピンク、黄色、ブルー、ラベンダーなど、ペットの雰囲気や思い出に合った色を選ぶと、飼い主様の心に寄り添いやすくなります。

ただし、猫がいるご家庭には、ユリやチューリップを避けることが大切です。ペットのお供え花を贈る場合は、亡くなったペットだけでなく、残されたペットが誤って花を口にしないよう、花材にも配慮しましょう。

ペットのお供え花では、飼い主様の気持ちに寄り添うことと、残されたペットの安全に配慮することが大切です。
特に猫がいるご家庭には、ユリやチューリップを避けたお花を選びましょう。

また、ペットを亡くされた直後は、飼い主様が深く落ち込まれていることもあります。お花を贈る際には、在宅日時や受け取りの負担にも配慮してください。

ペットのお供え花を探している方は、ペットのお供え花のページをご確認ください。


ラベンダーと白色のお供え花

(5)お供え花・お悔やみ花 Q&A

お供え花やお悔やみ花を贈る際に、よくいただくご質問をまとめました。
贈るタイミング、花の色、家族葬の場合、メッセージカードの有無など、迷いやすいポイントを確認しておきましょう。


→Q1. お悔やみの花を贈るタイミングはいつですか?

葬儀や通夜に贈る場合は、葬儀社や式場に確認し、指定された時間までに届くように手配します。

法事、法要、四十九日、一周忌など日付が決まっている場合は、前日到着を基本にするのがおすすめです。当日はご遺族が準備で慌ただしく、配送遅延があると間に合わない可能性があるためです。

喪中はがきで訃報を知った場合は、はがき到着後、無理のないタイミングで贈っても失礼にはなりません。

→Q2. 亡くなった人に花を贈るときのマナーは?

大切なのは、ご遺族の負担にならない形で、故人を偲ぶ気持ちを届けることです。

四十九日前は白基調のお花を選び、法事や命日など日付が決まっている場合は前日到着を基本にします。葬儀や家族葬の場合は、供花を受け付けているか事前に確認しましょう。

また、猫がいる家庭にはユリやチューリップを避けるなど、相手の家庭環境にも配慮すると安心です。

→Q3. お悔やみの花の送り方は?

まず、送り先の住所、受取人のお名前、電話番号、受け取り可能な日時を確認します。

ご自宅へ贈る場合は、花瓶が不要でそのまま飾れるフラワーアレンジメントが便利です。葬儀場や法要会場へ贈る場合は、会場が生花を受け付けているか、搬入時間に指定があるかを確認してください。

宅配で送る場合は、相手が在宅している日時を指定すると安心です。お供え花はサプライズよりも、確実に受け取れることを優先しましょう。

→Q4. 家族葬と言われたら花を贈るべきですか?

家族葬の場合は、まずご遺族の意向を確認することが大切です。

家族葬でもお花を受け付けている場合はありますが、「供花辞退」と案内されている場合は贈らない方がよいです。ご遺族が静かに見送りたいと考えている場合、無理に花を贈るとかえって負担になることがあります。

花を贈ってよいか迷う場合は、後日落ち着いた頃にお悔やみの手紙を送る、またはご遺族に確認してからお供え花を手配するのが安心です。

→Q5. お供えに胡蝶蘭は大丈夫ですか?

白い胡蝶蘭は、お供え花として使われることがあります。

特に法人からのお供え、取引先への弔意、格式を重視する法要などでは、胡蝶蘭が選ばれることもあります。花持ちがよく、上品な印象がある点も特徴です。

ただし、胡蝶蘭はサイズが大きく、置き場所を取ります。一般家庭へ贈る場合は、飾る場所に困らないかを考えて選びましょう。

胡蝶蘭のお供え花を検討している方は、お供え胡蝶蘭のページをご確認ください。

→Q6. お悔やみのお花にバラはダメですか?

バラを使ったからといって、必ずマナー違反になるわけではありません。

「バラはトゲがあるから失礼」と言われることがありますが、花店で使用するバラはトゲを処理してアレンジすることが一般的です。故人がバラを好きだった場合や、やさしい色合いのバラを少し使う場合は、思い出を偲ぶお花として自然に使われることもあります。

ただし、四十九日前や格式を重視する場面では、白基調や落ち着いた色合いを選ぶ方が安心です。

→Q7. お供え花の一般的な価格帯は?

一般的なフラワーアレンジメントは、5,000円から10,000円前後が選ばれやすい価格帯です。

ご友人や知人へのお悔やみ、喪中はがき後のお供え、命日や月命日などには、5,000円から8,000円前後のお花もよく選ばれます。

親族や仕事関係、法要へのお供えでは、8,000円から10,000円以上を検討することもあります。胡蝶蘭やスタンド花は、サイズや用途によってさらに高額になる場合があります。

実際にお供え花を選びたい場合は、お供え花一覧をご確認ください。

→Q8. お供え花にメッセージカードは必要ですか?

メッセージカードは必須ではありません。贈り主様のお名前やお気持ちを伝えたい場合に付けるものです。

ご遺族が贈り主をすぐに分かる関係性であれば、カードなしでも失礼にはなりません。ただし、宅配でお花を贈る場合や、喪中はがきで訃報を知ってお花を贈る場合は、短いメッセージを添えると丁寧です。

例文としては、「ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます」
「喪中はがきでご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます」
など、簡潔な一文で十分です。

→Q9. お供え花は白だけでなければいけませんか?

必ず白だけでなければいけないわけではありません。

ただし、四十九日前は白基調が無難です。白に淡いラベンダーやブルー、グリーンを少し加える程度であれば、落ち着いた印象になります。

四十九日を過ぎた後や、一周忌、三回忌、七回忌などでは、淡い色や故人が好きだった色を取り入れたお供え花も選ばれます。迷った場合は、白を中心にした控えめな色合いを選ぶと安心です。

おしゃれなお供え花を探している方は、おしゃれなお供え花のページも参考になります。

→Q10. ペットのお供え花で注意することはありますか?

ペットのお供え花では、飼い主様の気持ちに寄り添うことが何より大切です。

白だけにこだわらず、ペットの雰囲気に合うやさしい色や明るい色を選ぶこともあります。ただし、猫がいる家庭にはユリやチューリップを避けるようにしてください。

また、ペットを亡くされた直後は、受け取りの負担も考える必要があります。お届け先の住所や在宅日時を確認し、無理なく受け取れるタイミングで手配しましょう。

ペットのお供え花を探している方は、ペットのお供え花のページをご確認ください。


まとめ


お供え花やお悔やみ花は、故人への敬意と、ご遺族への思いやりを形にして届ける贈り物です。

難しい決まりがたくさんあるように感じられるかもしれませんが、基本は、相手に負担をかけないこと失礼になりにくい色や形を選ぶこと確実に受け取れる日時に届けることの3つです。

お供え花を贈るときは、「いつ届くか」「どこに飾るか」「相手が受け取りやすいか」を意識して選ぶと安心です。

葬儀やお別れの会では、葬儀社や会場のルールを確認しましょう。
法事、法要、四十九日、一周忌など日付が決まっている場合は、前日到着を基本にすると安心です。喪中はがきで訃報を知った場合は、少し遅れても失礼にはなりません。

花の色は、四十九日前は白基調が無難です。四十九日を過ぎた後は、淡い色や故人らしい色を取り入れたお供え花も選ばれます。バラや洋花も、場面に合っていれば必ずしもマナー違反ではありません。

ただし、猫がいる家庭にはユリやチューリップを避けるなど、相手の家庭環境への配慮も大切です。

メッセージカードや立て札は必須ではありませんが、贈り主様のお名前やお悔やみの気持ちを伝えたい場合には、短い言葉を添えると丁寧です。

実際にお供え花を選びたい方は、お供え花一覧をご確認ください。
四十九日、一周忌、法事・法要、喪中はがき後、ペットのお供え花など、用途に合わせたお供え花をお選びいただけます。

お供え花は、形式だけでなく、気持ちを届けるためのお花です。
相手の状況に配慮しながら、故人を偲ぶ気持ちがやさしく伝わるお花を選びましょう。