最終更新日:2025年06月12日

 一周忌 のお供え花、お悔やみ花を贈る際のタブー、マナーやお届けするタイミングなど、気になる点を紹介【2025年最新】

1周忌のお花を贈る際に気になるのはマナーや贈るタイミングです。
最近ではバラを使用したり、染め花など個性的でおしゃれなものも好まれています。
ここでは、1周忌のお花を贈るタイミングやマナー、タブー、どんな時期に贈るのが適切かを分かりやすく詳しく解説していきます。


目次


1.一周忌の基礎知識
 →・1周忌とは
 →・1周忌に贈るお花の種類
 →・1周忌に贈るお花の相場
2.一周忌のお花を贈るタイミングや注意すること
 →・お花を贈る際のタブーとマナー
 →・お花はどのタイミングで贈るべきか
 →・ネットでお花を注文する際の注意点
3.メッセージカードや立て札について
 →・立て札とは
 →・立て札とメッセージカードの違い
 →・1周忌メッセージカード例文集
まとめ

1.一周忌の基礎知識

1周忌とはどういうものなのか、お花の種類やよく選ばれる価格帯、相場について詳しく解説していきます。
いろいろな価格帯のものや種類がございますので、ご予算や目的に合ったものをお選びください

1周忌とは


一周忌は、故人が亡くなってから1年目の命日を迎えた日のことを指します。
この前後の日に、ご遺族や親族、友人などが故人を偲び、お悔やみの気持ちを表すために法要や食事会などを行います。
法要の場所はお寺やご遺族宅のほか、大きい場合にはホールやホテルなども利用されることがあります。
法要には、仏教の場合にはお坊さんが招かれ、読経やお経を唱えたり、供物を捧げたりします。
また、参列者は、故人の遺影や位牌に手を合わせ、終了後は食事会などが催され、故人について語り合い思い出を懐かしみます。
これらの儀式を通じて、故人の冥福を祈り、ご親族や仲の良いご友人や関係者との絆を再確認するとても大切な行事です

一周忌のお供え花 | フラワーズドゥ


1周忌に贈るお花の種類


1周忌に贈るお花の種類は、大きく分けて「フラワーアレンジメント」と「胡蝶蘭」の2つが挙げられます


フラワーアレンジメント

お供えフラワーアレンジメントのイメージ
染め花お供えフラワーアレンジメントのイメージ
まず、「フラワーアレンジメント」について説明します。
フラワーアレンジメントは、複数の花を組み合わせて、アレンジした商品です。
一般的にオアシスと呼ばれるスポンジ状の花挿しにお花が活けてあります。
すぐに飾れて便利で、水やりも1週間にコップ半分ほどでOKです。
お供えの場合、白系や淡い色合いの花を使用することが多く、お供えの場合マム、カーネーション、バラ、ユリなどがよく用いられます。

胡蝶蘭

お供え胡蝶蘭のイメージ
次に、「胡蝶蘭」について説明します。
胡蝶蘭は、華やかな形状が特徴的な花で、ここでは鉢植えタイプのものについて解説します。
一般的には、白やピンク、紫色などの花を持ち、贈答にふさわしい高級な花です。
1周忌に贈る胡蝶蘭は、お悔やみの気持ちを込めて、静かで落ち着いた色合いのものが選ばれることが多く、白い胡蝶蘭が特によく用いられます
かなり大きさがあるお花で、長ければ1か月以上も花を楽しむことができ、環境が良ければ翌年以降もお花を咲かせます。

1周忌に贈るお花の相場

まず、フラワーアレンジメントの相場についてですが、大体5000円くらいから8000円くらいのものが一番多く出回っています。
この価格帯のものが全体の50%程度を占めます。
また、高いものだと10000円から15000円くらいのものもあります。
価格は花材や大きさによって変わります。ご予算に合わせてお選びください
傾向として、個人で贈る場合には5000円くらいから8000円くらいの商品を、法人や連名、
大変お世話になった方などは1万円以上の商品をご購入いただく事が多いです。

次に、胡蝶蘭の相場についてですが、一般的には15000円から40000円程度の価格帯があります。
胡蝶蘭は高級な花であるため、価格が高めになっています。
予算としては、一番多く出るのは20000円程度で、大輪3本立ちの胡蝶蘭を贈ることが一般的です。
花弁の美しさや花の大きさ、輪数などによって価格が変動するため、予算に合わせた胡蝶蘭をお選び下さい。

価格帯のグラフ

5000円~8000円 60%
8000円~10000円 20%
10000円以上 10%
4000円~5000円 10%

2.一周忌のお花を贈るタイミングや注意すること

お花を贈る際には適切なタイミングや、注意点がございます。
この項ではそれらを贈る場所ごとに詳しくご説明します、またインターネットでお花をご注文する時に気を付けることも解説いたします。


お花を贈る際のタブーとマナー


近年はネットなどで色々なタブーマナーなどが言われておりますが、1周忌のお花を贈る際に心掛けるのは以下の2点だけです。

まず、「お届けは余裕をもった日時を指定する」から解説していきます。
次の章でも解説しておりますが、例えば1周忌の法要や食事会があった場合に、当日のお届けは避けてください。
> 理由として2点

・当日は忙しくしているのに、飾る手間を増やしてしまう
・荷物事故や延着があった場合に対応できない

が挙げられます。
当日は送り先様は法要の準備や挨拶などで忙しくしております。
その時にお花が届けば、まずそれを開封して、しかるべき場所に飾る必要がございます。
こういった事は忙しくしている中やることはかなり手間になりますので、前日までにお届けしておくのがマナーです。

また、荷物事故の確率は低くても、雪や台風などの天候不順により宅配便が延着することは比較的あります
そういった場合の保険の意味でも、前もってお届ける事が大事です。
生花の鮮度は1~2日ではほとんど影響がございませんので、その点ご安心ください。

もう1点の「猫を飼っている家に贈る場合には、ユリやチューリップは避ける」ですが、
これはユリやチューリップの花びらに含まれている物質が、猫の腎臓に悪い影響を及ぼすことが近年の研究で分かってきたからです。
猫はもともと腎臓が非常に弱い動物ですので、猫のいるお家にはユリの入っていない商品を選ぶようにすれば安全です。

一周忌のお供え花 | フラワーズドゥ


お花はどのタイミングで贈るべきか

前々日もしくは前日に贈るのが適切です。
お花はその特性上、飾る場所などに少し気を使います。
そのため、当日に贈ってしまうと受け取る側がスペースを確保したり荷解きをする時間を取られてしまいがちになります。
また、天候や渋滞、荷物事故などの不慮のトラブルにも対応できるという理由もあります。
当日に贈ると、天候が悪くて配送が遅れたり、渋滞に巻き込まれたり、荷物事故が起きたりすることも考えられます。
その場合、贈るタイミングを前々日もしくは前日にしておけば、何かあった時も対応できます

故人宅やご遺族宅にお届けする場合

故人宅やご遺族様宅に贈る場合には、先方が長期ご不在にしていないか確認することが重要です。
特に、故人の死去をきっかけに転居してしまう場合があります。
この場合、せっかく贈ってもお届けすることができません
こういった事が無いように、ご遺族様に確認をとっておくことが重要です。
お届けの日時などは、法要などがある場合には前々日もしくは前日にお届けするよう手配します。

法要の食事会やホテル、お寺などにお届けする場合

こちらも前日に届くようお届けするのが一番確実です。
お店は前日が定休日という事もございますので、確認して定休日のようであれば前々日にお届けの手配をします。
お店に送る場合には、ご注文の際、備考欄やお届け先住所欄に「〇月〇日 □□家予約」など、
その日に、そのお花をお届けすることがはっきりわかるようにしておくことが大事です。
さらにお店にもお花が届く旨お電話などで連絡しておけば安心です。

ネットでお花を注文する際の注意点

ネットで1周忌のお花をを注文する際は、まず注文先の企業が花に関する専門的な知識を有しているか確認することが大切です。
近年、IT企業などもお花のネット販売に参入していますが、そのような企業は注文を受けても、
お花の専門的な知識を持っていない場合があります。そのため、トラブル対応などが難しくなる場合があります。
当社は、2004年からお花の専門店としてネット通販を行っています

全国一のお花の生産高を誇る愛知県から高品質なお花お客様にお届けしておりますので、ご利用いただく際には安心していただけます。
胡蝶蘭とスタンド花を除き、お送りしたすべての商品をInstagramにて公開しております。
Instagramに公開している写真は見本でなく実際にお送りしたものとなりますので、写真を見て判断することが出来ます。

フラワーズ・ドゥ Instagram

また、お届けする日時に余裕を持って指定することが大切です。
お花は宅急便にて配送いたしますので、まれに荷物事故や天候不良、交通渋滞などにより配送に遅れが生じる可能性があります。
ご使用になる日にちが決まっている場合には、その日にちの前日もしくは前々日にお届けするよう手配をお願いいたします。

3.メッセージカードや立て札について

1周忌のお花を贈る際に付けることがあるメッセージカードや立て札。
全体の40%くらいがお供え花にメッセージカードや立て札をご希望されます。
どういった場合にメッセージカードや立て札をつけるのか、またメッセージカードと立て札の違いや、
メッセージカードの例文集を用意しましたので、どうぞご参考になさってください


立て札とは

立て札横書きイメージ
「立て札」とは、お花につける名前入りの札のことです。お店の開店や葬儀などで、一度は目にしたことがあるかもしれません。
立て札の基本的なルールとして、贈り主以外のお名前は書きません
特にお供えの花では、このルールが非常に重要になります。立て札をご希望のお客様は、
贈り主様のお名前のみを「メッセージ、立て札」という欄に記入してください。
立て札を付けるのに適したシチュエーションとしましては、法事や食事会などがあり、
その場に出席できない時などにはお付けすることをおすすめいたします。
立て札を付けるとフォーマルな印象になるので、あまり堅苦しくしたくない場合には立て札でなくメッセージカードにするか、何も付けないほうが良いです。

立て札とメッセージカードの違い

「立て札」というのは、その名の通り、お花に立てるための札のことです。
誰から贈られたのかが一目で分かるので、生前の故人との関係を思い出したり、香典返しの際にも便利です。
個人的なメッセージを書きたい人や、名前を立てたくない場合には、メッセージカードがおすすめです

当社では、メッセージカードを使う場合、ハガキサイズの上質な紙を2つ折りにしてお花に添付します。
そのため、中身を開かないと中身が見えないようになっています

1周忌メッセージカード例文集


「ご命日にあたりあらためて心よりご冥福をお祈り致します。
  心ばかりのお花ですがお供えくださいませ。」

「心ばかりのお花をおくらせて頂きました。
  改めて故人様のご冥福と、ご家族皆様のご健康をお祈り申し上げます。」

「早いもので1年ですね。御身体ご自愛ください。」

「1周忌にあたり、お優しいお人柄を偲び、
  かい思い出と共にご生前のご厚情に深く感謝申し上げます。」

「1周忌にあたり、心ばかりのお花を送らせて頂きました。
  ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈り致します。」

「もう、1年経ってしまったね!いつも見守ってくれてありがとう。」



一周忌のお供え花 | フラワーズドゥ

まとめ

1周忌のお供え花について解説してまいりました。
近年では、色鮮やかなお花や、染め花、菊の入っていないお花もお供え花として多く使われるようになり、時代の変化を感じます
しかしながら、故人を偲ぶ心は変わらず、お供え花は心を伝える重要な手段として役立ちます。
当社としても、お役に立てることができるよう、心を込めて制作しています。
このブログでは、新しい情報を随時更新していきますので、また機会があればご覧ください。
読者の皆様からのご感想やご意見など、お寄せいただければ幸いです。
私たちが制作するお供え花が、故人や大切な方々の痛みを癒すことができますように、心から願っています

この文章をお読みいただき、ありがとうございました。


最終更新日:2025年06月21日

意外と知られていない?お供え花、お悔やみ花を贈るタブーやマナー【2025年最新】

訃報連絡を受け取ったり年賀状辞退の葉書が郵送されてきた場合に、お悔やみお供えのお花をお送りする場面がございます。
そういった場合に、意外と知られていないお供えの花を贈るマナーや、最新の研究で明らかになった送ってはいけないお花の種類などをここでは紹介していきます。
さらに最近のお供え花事情や、近年増えてきたペット用のお供え花についても詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。



(1)お供え花を選ぶ際のお花の種類について

お悔やみの花は大きく分けてお墓やお仏壇の花瓶に備える仏花と、お仏壇の横やお部屋に飾るお花と2種類あります。
仏花はお墓の花瓶や仏壇の花入れに生けるものです。通常こちらは喪主やお仏壇のある家の方が用意します。
お仏壇の横やお部屋に飾るお花はフラワーアレンジメントや胡蝶蘭など、根のついているお花やオアシスと言うスポンジ形式のものにさしてあるお花を言います。

仏花や墓花は地域によって大きさや色などがかなり異なります。ですのでお送りする場合には、フラワーアレンジメントや胡蝶蘭など置くタイプのものをお勧めいたします。



お供えのフラワーアレンジメント | フラワーズ・ドゥ

種類フラワーアレンジメント
価格帯 (税込目安)4,000〜10,000円
適したシーン四十九日法要・友人宅へのお悔やみ
メリット ・サイズ調整しやすい
・水替え不要で手間が少ない
・季節の花で個性を出せる
注意点・タブー ・香りの強い花は控えめに
・動物がいる家庭はユリ等を避ける
種類胡蝶蘭
価格帯 (税込目安)15,000〜30,000円
適したシーン会社関係・取引先・格式高い法要
メリット ・長期間鑑賞できる
・見た目が豪華で格調高い
・管理が比較的簡単
注意点・タブー ・大型で価格が高め
・白以外はシーンを選ぶ
種類スタンド花
価格帯 (税込目安)15,000〜50,000円
適したシーン葬儀会場・社葬・お別れ会
メリット ・会場を華やかに彩る大きな存在感
・企業名や肩書を大きく掲示できる
・設置〜回収を一括依頼できる
注意点・タブー ・設置スペースが必要
・斎場によってはスタンド禁止の場合あり

フラワーアレンジメント


お悔やみフラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、悔やみのお花として最も使用されております。
オアシスと呼ばれるスポンジ状の花受けにお花が挿してあり、予算も4000円から15000円程度と幅広いです。
また、花瓶に活ける手間などもないため、広く用いられております。
お供え花 Ren

<お供え花> Ren

価格:4,400円(税込)

サイズ:高さ25cm × 横24cm × 奥行22cm

主な花材:バラ/カーネーション/ヒペリカム/かすみ草

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お供え花 ソワレ

<お供え花> ソワレ

価格:6,050円(税込)

サイズ:高さ38cm × 横35cm × 奥行30cm

主な花材:ユリ/スプレーマム/カーネーション/スターチス

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お供え花 ラベンダーメモリー

<お供え花> ラベンダーメモリー

価格:5,500円(税込)

サイズ:高さ32cm × 横34cm × 奥行30cm

主な花材:カーネーション/スプレーマム/スターチス

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お供え花 ラブリーラベンダー

<お供え花> ラブリーラベンダー

価格:7,700円(税込)

サイズ:高さ40cm × 横30cm × 奥行30cm

主な花材:バラ/ガーベラ/カーネーション/マム/かすみ草

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お供えのフラワーアレンジメント | フラワーズ・ドゥ

胡蝶蘭


お悔やみ胡蝶蘭
近年お悔やみの花として人気が出てきました。葬儀などでも切り花だけでなく、鉢物の胡蝶蘭も使用されております。
大きさが高さ90cmほどありますので、置く場所に注意していただく必要があるのと、20000円~とお花の中では高額となっております。

スタンド花


お悔やみスタンド花
主に葬儀や葬祭ホールなどで使用される、スタンドにフラワーアレンジメントが置いてあるお花です。
地域にもよりますが相場は15000円~となります。


四十九日、喪中はがき


喪中はがきを受け取ったり、四十九日のお供え花を贈る時に一番オススメなのは、フラワーアレンジメントです。
フラワーアレンジメントは花瓶に入れる手間も要りませんし、すぐに飾れますので、忙しい四十九日の法要の時や、相手方の事情が分からない場合でも安心して贈ることが出来ます。
予算はだいたい5000円から10000円くらいの間が一般的で、胡蝶蘭などの場合には20000円以上のものもございます。

  四十九日のマナーとしましては、お花の色目があげられます。
  亡くなってまだ四十九日法要が済んでおられない場合には白系が無難です。
喪中はがきなどの場合にはすでに何か月か経過している場合もございますので、その場合には白のほかに色のついたお花を検討されても良いでしょう。

・四十九日のお供え花 | フラワーズドゥ
・お供え花 | フラワーズドゥ

法事、1周忌などの回忌法要


一周忌や三回忌、七回忌などの回忌法要や法事などの場合にも、一番のおすすめはフラワーアレンジメントです。
置いて簡単に飾れるというメリットもございますし、予算も4000円~15000円まで幅広くあります。色やお花も様々なものから選ぶことが出来ますので、フラワーア レンジメントをお贈りするのが一般的です。
こちらも四十九日と同様、予算は5000円から10000円くらいの間が一般的で、胡蝶蘭などの場合には20000円以上のものもございます。
  1周忌のお悔やみ花のマナーとしましては、もし法要などが執り行われる場合には、前日にお届けするようにします
お花の色は1周忌であれば白を中心に、三回忌、七回忌、十三回忌などの法要は色が入っても何ら問題ありません。

一周忌のお供え花 | フラワーズドゥ
・三回忌のお供え花 | フラワーズドゥ
・七回忌のお供え花 | フラワーズドゥ


葬儀、お別れの会


葬儀や通夜にお届けするお花は、通常スタンド花や枕花と呼ばれる置くタイプのものが主流となります。


最近では葬儀場で直接ご注文を受け付けていることが多いので、葬儀が開催される葬儀場に問い合わせてみるのが良いでしょう。
葬儀用スタンド花の相場は15000円~30000円で、枕花の相場は10000円~30000円です。
地方や葬儀場により幅がございますので、葬儀場にお問い合わせくださいませ。
また、葬儀によっては一切の供物を辞退している場合がございますので、ご注意ください。

葬儀場に直接頼む際には、通夜があるなしによりお届けの時間が変わります。
通夜がある場合には、通夜までにお届けするのがマナーとなっておりますので、出来るだけ通夜までにお届けするようにしましょう。



(2) お悔やみの花を送る際のタイミングやタブー

お供え花イメージ お悔やみ花を贈る際の疑問として多いのが、「送るタイミングはいつなのか?」という点と「タブーや失礼にあたる事はないのか?」の2点ではないでしょうか。

結論から申しますと、お供えの花をお贈りする際に気を付けるべきマナーはたった2点です。


【タブーはこの2点だけ覚えておく】

・猫ちゃんのいる家には、ユリやチューリップは送らない
・葬儀以外では日時に余裕を持つ

猫ちゃんのいる家にはユリやチューリップを送らない
猫はユリ科植物(ユリ・チューリップ・スズランなど)の花びら・葉・花粉を口にすると、腎臓に問題が起こる可能性があります。
葬儀以外では日時に余裕を持つ
法事・四十九日・一周忌など法要当日は準備が慌ただしいため、前日もしくは前々日に届くよう手配するのが基本です。
生花は 1〜2 日で急激に傷むわけではなく、余裕をもたせたほうがご遺族の負担を軽減できます。
再配達や置き配による劣化を防ぐには、先方の在宅日時を必ず確認し、サプライズ配送は避けましょう。
お届け先の電話番号は必ず携帯番号を確認
固定電話だけだと不在時や配送トラブル時に連絡が取れないことが多いです。
携帯番号であれば、ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」に登録している場合に配達予定通知が届き、受取日時の変更を先方が自分で行えます。
携帯番号の共有は、花の鮮度を保ったまま確実に届けるための重要ポイントです。

葬儀・お別れの会の場合


葬儀に生花を手配する場合、まずは通夜があるかどうかを確認しましょう。
通夜があるときは、通夜開式の2〜3時間前までに式場へ届くよう手配するのが基本です。
通夜がない「一日葬」などでは、葬儀社に直接連絡し、搬入可能な時間帯を必ず確認してください。
最近は「生花はご辞退」という喪家も増えているため、送ってもよいか事前確認を取ることがマナーです。

お別れの会はホテルやレストランで行われるケースも多く、会場によってはスタンド花やアレンジメントの規格が細かく決められています。

ホテルに送る場合も、「生花を受け付けているか」「スタンド設置は可能か」を必ず問い合わせてから手配しましょう。

サプライズで花を送り付けるのは避け、喪家または会場と連携を取りながら余裕を持って手配する──これが最もスマートで喜ばれる方法です。

いずれの場合でも、現場は準備で慌ただしくなります。サプライズで花を送り付けるのは避け、喪家または会場と連携を取りながら余裕を持って手配する——これが最もスマートで喜ばれる方法です。

法事、法要、四十九日、喪中はがきの場合


法事の花は法要前日に届けるのが基本です。
当日は準備でご遺族が慌ただしいため、当日着は避けましょう
もし輸送トラブルや悪天候で遅延しても、前日着なら当日までに調整が効く可能性があります。

台風など予め配送が怪しいと分かる場合は、お届け先へ事前確認を取るのがベター。
お悔やみ花はサプライズよりも確実に届けることを優先してください。

法要や四十九日の供花も同様で、お寺や自宅へ送る場合でも前日お届けでOKです。

喪中はがきの場合は、訃報を知らなかったケースが大半
少し遅れても失礼には当たりません。
無料のメッセージカードに
「喪中はがきでご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます」
などと添えると丁寧です。


ペットのお供え花、猫ちゃんのいる家


猫を飼っているご家庭にお供え花を贈る場合、ユリ科の花(ユリ・チューリップ・スズランなど)は絶対に避けましょう
猫が葉や花びらを食べてしまうと、腎臓に問題を起こす危険があります

フラワーズ・ドゥではペットのお供え花にはユリ科を一切使用しません
代わりに安全性が高く、彩りも映える下記の花材を中心にアレンジしています。

  • バラ──香り控えめで上品。花びらが散りにくく後片づけが簡単。
  • カーネーション──色数が豊富で明るい印象に。
  • ガーベラ──丸い花形がかわいらしく、ペット供養でも人気。
  • スプレーマム(小菊)──花もちが良く、和洋どちらのテイストにも合う。
  • スターチス・カスミソウ──ボリュームを出しつつドライになっても形が崩れにくい。

ペットのお供え花は、カラフルな配色が好まれる傾向にあります。
明るい色合いは「悲しみを癒やし、楽しかった思い出を彩る」という意味合いも込められています。

お届け後は、ペットが誤って齧るとお腹を壊す恐れがあるため、枯れ始めた花や水が濁った花材を早めに取り除くことが大切です。
元気な花が残っている場合は、アレンジからすべて抜き取り、清潔な花瓶に挿し替えると長く楽しめます。

アレンジに使われているオアシス(吸水スポンジ)は燃えるゴミで処分できます。



(3)最新のお供え花事情

シックでカラフルアレンジ

最近は白いユリや菊だけという固定観念が薄れ、カラフルな配色故人ゆかりの花を取り入れるケースが増えています。
「その人らしさを表したい」「悲しみを癒やす明るさが欲しい」というニーズが背景にあります。

今、選ばれているお供え花トレンド2選


    カラフルアレンジ:淡いパステル(ピンク・ラベンダー・ブルー)など、
    基本の白色にアクセントで優しい色で気持ちを和らげるフラワーアレンジメント。
  • パーソナルフラワー:故人が好きだった花・趣味のイメージカラーをメインに据えたお供え花
    時には赤色などの派手な色も使用、ただし四十九日までは白色系がマナーですのでご注意ください。
【誤解を正します!】
「バラはトゲがあるからマナー違反」という説は間違っています

花業界でも葬儀業界でも、そのようなルールは一切存在しません。
実際に日々お供え花を販売している私たちフラワーズ・ドゥが断言します。
海外ではバラを頻繁に葬儀やお供えに使用しております。
お悔やみの場面でバラを選んでも失礼には当たりませんので、安心してお選びください。
・染め花(カラーフラワー)

染め花は、白い花を専用の液で染め上げることで、自由自在に色を表現新しい形のお花。
パステルからビビッドまで数十色のバリエーションがあり、様々な表現が可能です。

ちなみに菊=地味というイメージは過去の話
今はフルブルームや、染めのスプレーマムなど可愛らしい品種が豊富です。
フラワズ・ドゥでも、おしゃれで花保ちのいい「今どきのマム」を多数使用しております。


急上昇しているペット用お供え花の需要と注意点

猫ちゃんピックのついたお供え花

近年、ペットを「家族同然の存在」として供養する文化が急速に広がり、ペット用お供え花の需要が右肩上がりです。
SNS で「虹の橋」「ペット供養フォト」などがシェアされることで、“供花で気持ちを届ける”スタイルが一般化してきました。

ただし、ペットの健康や受け取り状況に配慮しないと、せっかくの想いがトラブルにつながることも。
以下の2つの注意点は必ず押さえておきましょう。

  • 猫のいるご家庭にはユリ・チューリップは避ける
    ユリ科植物は猫が花粉や葉を少量口にするだけでも急性腎不全を引き起こすため、厳禁です。
    猫以外のペットでも体調に影響する可能性があるので、安全性の高いバラ・カーネーション・ガーベラなどで構成されたアレンジを選びましょう。
  • 住所・在宅日時の最終確認を怠らない
    ネット注文で多いのが、旧住所宛ての誤配送留守時間帯への配達です。
    ペットロスで心労のある飼い主に再配達の負担をかけないよう、「送り先の最新住所」「確実に受け取れる日付」を事前にヒアリングしましょう。
    宅配ボックスや置き配は温度変化で花が劣化するリスクがあるので、手渡し指定が安心です。

上記を徹底すれば、「届いてうれしい」だけでなく「安心して飾れる」ペット用お供え花になります。
フラワーズ・ドゥでは、猫を含むペットに安全な花材のみで作成し、インスタグラムにて実際にお送りした商品を全て公開しております。


(4)お供え花 Q & A

ピンクユリのお供えアレンジメント

お供えのフラワーアレンジメント | フラワーズ・ドゥ

フラワーズ・ドゥに寄せられる代表的なご質問をまとめました。
回答はクリック(タップ)で開閉できます。
すでに本文で触れた内容とも重なりますが、改めて要点をまとめました。

→Q1. お悔やみの花を贈るタイミングはいつですか?

葬儀・告別式:開始の2〜3 時間前までに式場へ到着するよう手配します。
通夜がある場合:通夜の開式前までに届けば問題ありません。
法事・四十九日・一周忌前日着が基本。当日は準備で慌ただしいため避けましょう。
喪中はがきで訃報を知った場合は、はがき到着後 1〜2 週間以内に送れば失礼にはなりません。

→Q2. 亡くなった人に花を贈るときのマナーは?   

  • 四十九日前白基調+淡いラベンダーやブルーなど控えめな配色。
  • ユリやチューリップを猫がいる家庭へ送るのは避ける。
  • 先方が供物辞退の場合もあるので必ず事前確認
  • メッセージカードを書く場合には簡潔に。送り主様が送り先様に認識されているばあには書かなくても大丈夫です。

→Q3. お悔やみの花の送り方は?     

  1. 信頼できる花店(地元 or 全国配送対応)に依頼。
  2. 送り先住所・受取可能日時を必ず確認。
  3. 宅配便の場合は相手先が在宅の時間をお届け希望時間にしておけば安心。

→Q4. 家族葬と言われたら花を贈るべきですか?     

家族葬は「ごく近しい人のみで執り行う」という意向があるため、まず喪家に確認を取りましょう。
花を控えてほしいと言われた場合は、後日に手紙や供花料で弔意を示すのが無難です。

→Q5. お供えに胡蝶蘭は大丈夫ですか?     

胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉と、花持ちの良さから供花として広く用いられています。
大ぶりで場所を取るため、式場のスペース自宅の受け取り可否を事前に確認しましょう。
一般家庭向けには3本立ちの白色胡蝶蘭がおすすめです。

→Q6. お悔やみのお花にバラはダメですか?   

いいえ、マナー違反ではありません。「トゲがあるから失礼」という説は根拠はなく正式なルールも存在しません。
故人がバラ好きだった場合は、むしろ思い出を偲ぶ花として最適です。

Q7. お供え花の一般的な価格帯は?   

  • アレンジメント:3,000〜10,000 円
  • 胡蝶蘭(3 本立ち):18,000〜30,000 円
  • 葬儀スタンド花 1 段:20,000 円前後
    葬儀スタンド花 2 段:30,000〜50,000 円
迷ったら「故人との関係性」会場の規模感でバランスを取ると失敗しません。

ほかにも疑問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
専門スタッフがマナー・ご予算・花選びを丁寧にサポートいたします。


まとめ


お供え花は故人への敬意遺族への思いやりを伝える大切な贈り物です。
正しいマナーを押さえ、確実に届けることで、花本来の慰めや癒やしの力が最大限に発揮されます。
タイミングは「葬儀=式の2〜3時間前」「法事・四十九日=前日着」を基本とし、家族葬やお別れの会の場合は必ず事前確認を取りましょう。
配送遅延が懸念される悪天候時は日程を前倒しするか、先方と相談して安全策を選ぶことが肝要です。



色合いは、四十九日前までは白を基調に淡いラベンダーやブルーなど控えめなトーンが無難ですが、四十九日を過ぎれば故人らしい色や花を自由に選んで構いません
近年は染め花によるカラフルなアレンジメントや、推し色を使ったパーソナルフラワー、など、個性を反映したデザインが支持を集めています。「バラはトゲがあるからマナー違反」という風説は誤解であり、トゲを処理すれば問題なくお供えできます。



ペット供養の需要も急上昇しており、猫のいる家庭ではユリ科(ユリ・チューリップ等)を避けるのが鉄則です。安全なバラやカーネーション、ガーベラなどを選びつつ、受取人の在宅日時と最新住所を二重確認し、再配達による花劣化や受け取り負担を防ぎましょう。



メッセージカードは長文でなくても失礼には当たりません。
ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。」と一言添えるだけで十分ですが、喪中はがきで訃報を知った場合は「喪中はがきを拝受し、ご逝去を知りました。」と前置きすると一層丁寧です。



以上のポイントを踏まえれば、「贈ってよかった」「受け取って心が軽くなった」と感じてもらえるお供え花になります。
フラワーズ・ドゥでは、マナーに沿ったフラワーアレンジメントを制作し、お送りした商品のインスタグラムによる確認も可能です。
迷った際や急なご手配が必要な際は、お気軽にご相談ください。想いを正しく、美しく届けることをこれからも実践してまいります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。